『日本人を縛りつける役人の掟 ―「岩盤規制」を打ち破れ!』
(原 英史/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 安倍内閣でも争点となっている、岩盤規制(岩盤のように強固な規制)。本書は「なぜそうした規制が作られ、守られているか」を平易に解説した一冊だ。著者は元霞が関のキャリアとして規制改革担当大臣補佐官を務め、その後も政策コンサルティング会社の代表としてさまざまな立場で「規制」や「既得権者」と向き合い、改革を進めてきた人物。

 日本経済の健全な発展をさまたげる「役人の掟=規制」について、タクシーの初乗り料金や薬事法など身近なニュースで目にする規制から、国家の大きな枠組みを形づくる公職選挙法、公務員法などまで、網羅的に「岩盤規制」の裏側が解き明かされている。

著者:原 英史
 1966年東京都生まれ。東京大学法学部卒、米シカゴ大学院修了。89年通商産業省入省、2007年から規制改革担当大臣補佐官。09年7月に退職後、株式会社政策工房を設立し、政策コンサルティング業を営む。政府の国家戦略特区WG委員、大阪府・市特別顧問、NPO法人万年野党理事なども務める
第1部 身近なところに潜む「役人の掟」
・道路運送法―デフレ下でも値上がりを続けた元凶「タクシー規制」を強化する安倍政権に物申す
・薬事法―薬のネット販売を潰した「省令」という役人への白紙委任
・改正薬事法―薬のネット販売解禁論議のウラで薬局が守った6兆円の「本丸」利権…ほか
第2部 成長産業の邪魔をする「役人の掟」
・農地法―「農業ベンチャーは役員も農作業義務」とは…農協と役人を食わせるのが農業の役目じゃない
・健康保険法―名医もヤブ医者も同一料金、同一報酬の“医療カルテル”は誰を潤すのか
・医療法―評判の病院に行列ができても役人は入院ベッド増を認めない…ほか
第3部 国家の仕組みを牛耳る「役人の掟」
・法人税法―法人税引き下げと引き換えに税金タダの「特権法人」を見直せ
・公職選挙法―若者の政治参加を邪魔する総務省と議員はシルバーデモクラシーの既得権を守りたいだけ
・道路整備特措法―「民間開放」と言いながら「儲けるな」とは…高速道路は未来永劫、政官の利権なのか…ほか
推薦者コメント
宮内義彦< オリックス株式会社 シニア・チェアマン>
1964年、オリエント・リース株式会社(当時)創業メンバーの一人として日綿實業(現双日)から移籍、2000年より取締役兼代表執行役会長・グループCEOに就任。2014年6月より現職。公職としては規制改革会議長等を歴任。オリックス・バファローズのオーナー。(>>推薦書籍一覧

 いわゆる岩盤規制について法律の建前とその裏にある既得権益を擁護している実体を分かりやすく解説している。なかなか市民の常識では知り得ない、行政のカラクリが目の前に明らかになる規制について、目からウロコが落ちるように納得させてくれる。(宮内義彦)

要約ダイジェスト

実はあなたも「役人の掟」で搾取されている

 日本社会は「役人の掟=規制」でがんじがらめだ…と言われても、あまりピンとこない人が多いかもしれない。しかし、当たり前に過ごしている日常の中に、実は「役人の掟=規制」はたくさん潜んでいる。

 例えば、街でタクシーに乗れば、

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