- 本書の概要
- 著者プロフィール
本書は「やり過ぎる力」をキーワードに、「リーダーシップとは何か」という本質に迫った一冊である。著者によればリーダーシップとは端的にいえば組織を率いる「指導力」ではなく「始動力」だという。特に混乱の現代においては、ひとりでも果敢に現状を乗り越える力、「やり過ぎる力」が強く必要とされている。
そしてそれは日本の衰退とともに失われつつある、個々人の精神の在り方でもある。常識を超える「やり過ぎる力」は、一朝一夕に身に付くものではないが、本書は坂本龍馬やスティーブ・ジョブズらも引き合いに出しながら、「闇雲な努力ではなく、正しい方向で」一歩を踏み出すための力強いガイドとなっている。
著者インタビュー記事
著者:朝比奈一郎
青山社中株式会社筆頭代表(CEO)。中央大学(公共政策研究科)客員教授、慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。1973年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。ハーバード大学行政大学院修了(修士)。経済産業省でエネルギー政策、インフラ輸出政策などを担当。アジア等の新興国へのインフラ・システム輸出では省内で中心的役割を果たす。小泉内閣では内閣官房に出向。特殊法人・独立行政法人改革に携わる。外務省「世界の中の日本:30人委員会」委員(2006)。「プロジェクトK(新しい霞ヶ関を創る若手の会)」初代代表。
青山社中株式会社筆頭代表(CEO)。中央大学(公共政策研究科)客員教授、慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。1973年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。ハーバード大学行政大学院修了(修士)。経済産業省でエネルギー政策、インフラ輸出政策などを担当。アジア等の新興国へのインフラ・システム輸出では省内で中心的役割を果たす。小泉内閣では内閣官房に出向。特殊法人・独立行政法人改革に携わる。外務省「世界の中の日本:30人委員会」委員(2006)。「プロジェクトK(新しい霞ヶ関を創る若手の会)」初代代表。
第一部 「やり過ぎる力」についての考察
・第一章 感動の隣には常に「やり過ぎ」がある
・第二章 やり過ぎなければ、社会は活性化しない
・第三章 真の「やり過ぎ」を目指して
・第四章 真のリーダーシップとは「やり過ぎる力」のことである
第二部 「やり過ぎる力」を身につける
・第五章 どうしたら、「やり過ぎ」のための一歩を踏み出せるのか
・第六章 やり過ぎるために何を学ぶか
・第七章 実践しなければ始まらない
・第一章 感動の隣には常に「やり過ぎ」がある
・第二章 やり過ぎなければ、社会は活性化しない
・第三章 真の「やり過ぎ」を目指して
・第四章 真のリーダーシップとは「やり過ぎる力」のことである
第二部 「やり過ぎる力」を身につける
・第五章 どうしたら、「やり過ぎ」のための一歩を踏み出せるのか
・第六章 やり過ぎるために何を学ぶか
・第七章 実践しなければ始まらない
要約ダイジェスト
感動の隣には常に「やり過ぎ」がある
私が中学・高校生時代を過ごした1980年代後半、日本は自信にあふれていた。90年代は、バブル景気がはじけ、少しずつ経済・社会状況が悪くなっていたが、これは一時的なものですぐに戻ると誰もが思っていた。
しかし、気がついてみると「失われた10年」が過ぎ、「失われた20年」と言われるようになった。今では、底が見えない沼の中を、どんどん落ちていくプロセスだと思われている。
ここ数年、社会にあふれているのは、ニート、引きこもり、草食系、内向きなどの、元気の出ない用語ばかりだ。輝いていた日本が失くしつつあるもの、
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