『企業文化―生き残りの指針』
(エドガー・H. シャイン/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 本書は、企業における文化の重要性に気付かせてくれる。豊富な具体事例を用いながら、理論的かつ実践的に、組織論における文化というテーマを深掘りした好著として高い評判を得ている一冊である。

 組織文化やそれとかかわる組織変革の問題、組織のライフサイクルに応じた文化の変化、合併時の文化の衝突という問題は、どれも非常に複雑な問題である。本書は、このような問題に対する明瞭な分析の枠組みを示し、経営者や人事担当者必読の内容となっている。


著者:エドガー・H.シャイン
 マサチューセッツ工科大学スローン経営学大学院の上級講師、経営学名誉教授。シカゴ大学学士号、スタンフォード大学社会心理学修士号、ハーバード大学社会心理学博士号を取得。世界中の組織で文化、組織開発、キャリアについてコンサルテイングを行い、組織心理学という分野の創始者であると考えられている。

監訳:金井 寿宏
 1978年京都大学教育学部卒業。1980年神戸大学大学院経営学研究科博士前期課程を修了。1989年マサチューセッツ工科大学で経営学博士を取得。1992年神戸大学で博士(経営学)を取得。1994年神戸大学教授。現在、神戸大学大学院経営学研究科教授

翻訳:尾川 丈一
 1982年慶応義塾大学経済学部卒業。1993年慶応義塾大学大学院社会学研究科博士課程社会学専攻(所定単位取得退学)。現在、神戸大学大学院経営学研究科後期博士課程マネジメント・システム専攻在学。Palo Alto Center for Developmental Studies,Inc.主任研究員

翻訳:片山 佳代子
1962年岡山県生まれ。神戸市外国語大学外国語学部英米学科卒業。現在、フリー翻訳家。

第1部 企業文化の基礎
・企業文化はなぜ重要なのか
・企業文化とはいったい何か
・企業文化は何を基に築かれるか
・企業文化はどうすればアセスメントできるか
第2部 企業文化の実際
・スタートアップ企業における文化の創造、進化、変化
・変容―文化を学習棄却し、再学習する
・成熟企業における企業文化の動態(ダイナミクス)
・文化が出会う時―買収、合併、ジョイント・ベンチャー、その他の融合した組織
・文化を真剣に考えるリーダーにとっての文化的現実
推薦者コメント
小笹芳央<株式会社リンクアンドモチベーション 代表取締役会長>
株式会社リクルートを経て、2000年、株式会社リンクアンドモチベーションを設立。2008年、東証一部に上場。2013年より、代表取締役会長就任。現在はグループ11社の会長を務める。(>>推薦書籍一覧

モチベーションをテーマとするコンサルティング会社の代表を務めているが、企業変革の際にいつも突き当たる壁が「企業文化」である。本書は「企業文化とは何か」「企業文化の機能は」「企業文化のアセスメント」「企業文化の変容プロセス」に関して重要な示唆を与えてくれる。

企業社会では、今後ますます買収や合併あるいはジョイントベンチャーなど、異なった文化をもつ企業同士が出合う場面が日常化することになる。

経営者やリーダーが組織の成果を高めていくためには、これまで以上に「人材のモチベーション」や複数の人材が集うところに生じる「企業文化」の重要性を理解し、それらをマネジメントする手腕が問われるであろう。本書はその分野の決定版である。(小笹芳央)

要約ダイジェスト

企業文化はなぜ重要なのか

本書では、文化の重要性が一貫して語られる。その主な理由は、意思決定には知らないうちに文化的な力が作用し、予期せぬあるいは好ましくない結果がもたらされることがある

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