- 本書の概要
- 著者プロフィール
本書は日本の中小・ベンチャー企業がこれから飛躍するためのヒントを、世界の伸びている中小・ベンチャー企業へのインタビューを通して、現実感をもって伝えた一冊である。著者の安西洋之氏はビジネスプランナーとして、長年ヨーロッパ各国でのビジネスの栄枯盛衰を目の当たりにしてきた人物。本書で伝えていることは主に以下の3つだ。
(1)世界の元気な会社の経営者の知恵
(2)日本ではまだあまり知られていない海外の面白いビジネス
(3)世界を股にかけたビジネスのヒント
「世界はあくまでも小さなローカルの現実の積み上げからできている」と語る著者の着眼点と約20社の事例は中小・ベンチャー企業で経営に携わる方、また海外事業やマーケティングに携わる方にも大いに参考になる。
(1)世界の元気な会社の経営者の知恵
(2)日本ではまだあまり知られていない海外の面白いビジネス
(3)世界を股にかけたビジネスのヒント
「世界はあくまでも小さなローカルの現実の積み上げからできている」と語る著者の着眼点と約20社の事例は中小・ベンチャー企業で経営に携わる方、また海外事業やマーケティングに携わる方にも大いに参考になる。
著者:安西洋之
モバイルクルーズ株式会社代表取締役。上智大学文学部仏文科卒業後、いすゞ自動車入社。欧州自動車メーカーへのエンジンなどのOEM供給ビジネスを担当後、独立。1990年よりミラノと東京を拠点としたビジネスプランナーとして欧州とアジアの企業間提携の提案、商品企画や販売戦略等に多数参画している。海外市場攻略に役立つ異文化理解アプローチ「ローカリゼーションマップ」を考案し、執筆、講演、ワークショップ等の活動を行っている。WEBサイト(http://www.localizationmap.com/)、Twitter: @anzaih(書籍刊行当時)
出版:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
序章 伸びている中小・ベンチャー企業は高く狭く売るのが得意
第1章 世界の伸びているITサービス企業に学ぶ
第2章 イタリアで伸びているモノづくり企業に学ぶ
第3章 デザインの使い方とブランドの育て方
第4章 組織のデザイン
第5章 ルールの作り方を知る
第6章 オープンなプラットフォームにアイデアが集まる
第7章 すべてのビジネスはローカルに通ず
第8章 日本の中小・ベンチャー企業は何を目指せば良いのか
第9章 これからのビジネスへのヒント
第1章 世界の伸びているITサービス企業に学ぶ
第2章 イタリアで伸びているモノづくり企業に学ぶ
第3章 デザインの使い方とブランドの育て方
第4章 組織のデザイン
第5章 ルールの作り方を知る
第6章 オープンなプラットフォームにアイデアが集まる
第7章 すべてのビジネスはローカルに通ず
第8章 日本の中小・ベンチャー企業は何を目指せば良いのか
第9章 これからのビジネスへのヒント
要約ダイジェスト
伸びている中小・ベンチャー企業は、「狭く、高く売る」のが得意
日本では企業の規模に目がいきやすく、中小・ベンチャー企業は「大」に対する「中小・ベンチャー」として、ネガティブに捉えられることもある。しかし特にヨーロッパにおいては、中小・ベンチャー企業であっても、大企業と対等な意識を持ってビジネスをしている例が多いという。
その理由として、もともと「お客さまは神さま」という考え方をしないということもあるが、「狭く、高く売る」ノウハウに関して、ヨーロッパの企業は一歩先んじていることが挙げられる。
ファッション界でいえば、
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