『システム×デザイン思考で世界を変える』
(前野降司ほか/著)

 

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次

本書は慶應SDM(システムデザイン・マネジメント研究科)で研究し実践されてきた、イノベーションをシステマティックに生み出す技術を解説したものである。そこでは、「システム思考」と「デザイン思考」を融合させることで新たなアイディアを生み出せることが様々な技法と実例で示され、非常に実践的な内容となっている。
それらのスキルやノウハウは「イノベーションは単なるビジネスの手法ではなく、よりよい社会を築くためのものである」という著者達の確固とした信念の下、熱を持って語られている。

著者:前野隆司,保井俊之、白坂成功、富田欣和、石橋金徳、岩田徹、八木田寛之
出版:日経BP社

Part1 イノベーションとは何か?
Part2 システム×デザイン思考の技法と活用事例
Part3 「武器」としてのシステム×デザイン思考活用術
システム×デザイン思考をめぐる33のQ&A
あとがき――ともに未来を創るために
推薦者コメント
haruaki deguchi出口治明< ライフネット生命保険 代表取締役会長兼CEO>
日本生命保険相互会社にてロンドン現地法人社長、国際業務部長等を歴任後、ライフネット生命保険株式会社を設立。2012年に東証マザーズへ上場。2013年より、同社代表取締役会長兼CEOに就任。(>>推薦書籍一覧

本書は「Part1イノベーションとは何か?」「Part2システム×デザイン思考の技法と活用事例」「Part3『武器』としてのシステム×デザイン思考活用術」の3部から成っているが、Part2では、ビジネスにすぐに使える16の技法が図解入りで説明、整理されている。この16の技法を知っているだけでも明日から役立つだろう。

加えて、本書は、仕事の原点を思い出させてくれる。例えば、多様性については「均一なメンバーの方が平均点が高い。ただし、多様なメンバーは飛び抜けて優れたアイディアを生みだす」。システム×デザイン思考を阻む4つの壁「正解を一発で出す」「失敗=悪い」「『まじめ』や『客観性』が正しい」「範囲・枠にこだわる」も面白い(かつ、正しい)。そもそも、「問題解決や新規事業は楽しい」ものなのだ。(出口治明)

要約ダイジェスト

イノベーションとは何か

イノベーションが必要な背景

革新的イノベーションとは、これまで市場になかったような新しい製品やサービスを生み出すことである。一般に、現代の日本企業の多くは革新的イノベーションを起こすことが苦手だと言われる。

日本の企業の多くは、既存の製品や技術の改良によって事態の打開を求める傾向がある。そして、自社に技術力やサービスカがあるにもかかわらず、イノベーティブな製品やサービスにつなげられていないのである。

しかし、組織の伝統や自社の強みに対する思い込み、

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