『人を伸ばす力 —内発と自律のすすめ』
(エドワード・L・デシほか/著)

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特集「マーケターの“強化”書」ではプロフェッショナルに聞いたマーケティングの必読書をご紹介しています(選書協力:デジタル・マーケティングのオンライン学習サイト「マナビトオンライン」)。本書は「ゲーミフィケーション」における日本の第一人者深田浩嗣氏< 株式会社ゆめみ 代表取締役社長>の推薦書籍です。
  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
「内発的動機づけ」研究の第一人者であるロチェスター大学教授のエドワード.L・デシ氏が、その研究成果を一般向けに分かりやすく解説した一冊。内発的動機づけとは「自ら学ぶ・やる意欲」で、外から圧力をかけられることなく、自ら学んだり仕事をしたりしようとする意欲だと定義されている。

 このような内発的動機づけよりも、金銭や他者にほめられるといった外的報酬のほうがやる気を高めるのではないかと思われる方も多いかもしれない。しかし外的報酬は内発的な動機づけを低下させてしまうと著者は言う。具体的な実験やエピソードを挙げながら、人々の内発的動機づけをどう高めるための具体的手法までをまとめた読み応えのある著作。


著者:エドワード・L・デシ(ロチェスター大学教授)
リチャード フラスト(ニューヨークタイムズ元編集長)
第1章 権威と服従
第2章 お金だけが目的さ
第3章 自律を求めて
第4章 内発的動機づけと外発的動機づけ
第5章 有能感をもって世界とかかわる
第6章 発達の内なる力
第7章 社会の一員になるとき
第8章 社会のなかの自己
第9章 病める社会のなかで
第10章 いかに自律を促進するか
第11章 健康な行動を促進する
第12章 統制されても自律的に生きる
第13章 自由の意味

要約ダイジェスト

自立か統制か

私たちの生活にはストレスとプレッシャーがつきものだ。そして、多くの人々がなんとかそれらから逃れようとして無責任な行動に走っている。無責任な行動には高い代償がともなうが、それは当人ばかりでなく身近な人々にもふりかかる。

親が無責任なら子どもに、経営者や医者や教師の無責任は従業員、患者、生徒にとって高い代償となる。誰もがこの状況を押さえ込み、周囲の不作法な人間をもっとまともに行動させたいと願うが、実はそれでは問題は解決しない。

ほとんどの人は、もっとも効果的な動機づけは、本人の外から熟達した人が与えてくれるものと考えている。しかし、私たちが行った研究ではすべてが、その常識とは反対の結果を示した。

つまり、外から動機づけられるよりも自分で自分を動機づけるほうが、

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