- 本書の概要
- 著者プロフィール
本書ではそのようなサラリーマン投資家向けに、「月5万」で長期的に「1億円」という資産形成を目標に掲げた投資の基本と長期分散型投資の手法が書かれています。株式会社の仕組みから株式投資や投資信託のルール、NISA(少額投資非課税制度)、さらに長期分散型投資の考え方と具体的なファンド名が、実践編として解説されていきます。
また、俗に「狼狽(ろうばい)売り」ともいわれるような、長期投資にとって大敵となる「恐怖との戦い方」や、株式や投信への根本的な理解も丁寧に解説されているのも本書の特徴です。投資の基本概念のみならず、株式や会社に対する基礎的な説明が平易に書かれており、ビジネスパーソンが抑えておくべきマネーリテラシーの入門書としても参考になる一冊です。
山一證券株式会社を経て、メリルリンチ日本証券にて個人富裕層へのコンサルタントに従事。クライアント180人から70億円を預かり運用。退社まで常に1200人中トップ10の成績を残し、最年少でシニア ・ファイナンシャルコンサルタントに昇進。留学のため退社し、アメリカ、ブランダイズ大学にてMBAを取得。2006年2月にガイア株式会社を設立。これまで相談者は5000人にものぼり、顧客数420名、約120億円の資産を預かる。現在は、コンサルティング業務に従事する傍ら、FP業界の専門家として数々のメディアにも登場。
第2章 株式会社のしくみがわかれば、株は怖くない
第3章 あたりまえだけどなかなかできない株式投資のルール
第4章 投資をする前に知るべき法則
第6章 NISA(ニーサ)とは
第7章 積立投資で着実に1億円をつくる方法
要約ダイジェスト
補助輪としての投資
私は大学卒業後、山一謹券、メリルリンチ日本証券を経て、現在は独立系FP会社GAIAで個人裕福層へのファイナンシャルコンサルタントとして数多くのお客様を担当してきた。
それまでは、お金持ちになるには、医者や弁護士などの特殊な専門性を持つか、起業して成功するしか無いと思っていたが、普通の会社勤めで特に所得が高いわけでもないのに、人並み以上の資産を築いている方が大勢いた。
これらの人たちが共通に持っている考え方とは、「投資信託に長期投資をして運用する」というシンプルなものだ。「毎月」の「5万」の投資で、「1億円」をつくる方法は、このシンプルな考え方を応用し、金融商品を組み合わせることで実現できる。
ここで重要なことは、