『USJのジェットコースターは
なぜ後ろ向きに走ったのか?』
(森岡 毅/著)

 

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次(主要)
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のマーケティング最高責任者(CMO)として、業績をV字回復させた森岡毅氏が、その事業戦略アイデアやマーケティングの発想法を解説した一冊。P&Gで「消費財マーケティングのプロフェッショナル」としてキャリアを積んだ森岡氏は2010年6月にUSJに入社し、開業時の1,100万人から700万人台前半まで低迷していた年間来場者数を、2012年度1,000万人に迫るところまで伸ばしたという。

常に厳しい生存競争にさらされる究極の集客ビジネスであり、「集客アイデアの実験場」とも言えるテーマパーク。森岡氏は開業から10年を経て決して新鮮な施設ではなく、しかも世の中がアベノミクス前のデフレどん底であったにも関わらず、マーケティング戦略によって価格を上げながらUSJの集客を大幅に増やすことに成功した。

本書で詳細に解説されているアイデア発想法は、テーマパークだけでなくビジネスにおける「集客」を考える際に大きなヒントを提示してくれる。とりわけ、自身を「決してクリエイティブではない」という森岡氏が、追い詰められた状況の中で編み出した「イノベーション・フレームワーク」を知り、応用することで、高確率でアイデアを生み出せるようになるだろう。

著者:著者:森岡 毅(モリオカ・ツヨシ)
1972年生まれ。神戸大学経営学部卒。96年、P&G入社。日本ヴィダルサスーン、北米パンテーンのブランドマネージャー、ヘアケアカテゴリー・アソシエイトマーケティングディレクター、ウエラジャパン副代表などを経て、2010年にユー・エス・ジェイ入社。革新的なアイデアを次々投入し、窮地にあったユニバーサル・スタジオ・ジャパンをV字回復させる。12年より同社チーフ・マーケティング・オフィサー、執行役員本部長。
プロローグ: 私は奇跡という言葉が好きではありません
第1章: 窮地に立たされたユニバーサル・スタジオ・ジャパン
第2章: 金がない、さあどうする? アイデアを捻り出せ!
第3章: 万策尽きたか! いやまだ情熱という武器がある
第4章: ターゲットを疑え! 取りこぼしていた大きな客層
第5章: アイデアは必ずどこかに埋まっている
第6章: アイデアの神様を呼ぶ方法
第7章: 新たなチャレンジを恐れるな! ハリー・ポッターとUSJの未来
エピローグ: ユニバーサル・スタジオ・ジャパンはなぜ攻め続けるのか?

要約ダイジェスト

アイデアは天才のひらめきではなく、ある発想法から生まれる

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ) は、2001年にハリウッド映画のテーマパークとして誕生し、早いペースで年間の来場者数も1100万人を達成した。しかし、その後は800万人前後に落ち込み、私が着任する直前の数年間は700万人台まで低迷。

それが、ここ3年で業績を急上昇させ「奇跡的なV字回復」と、多くのメディアで取り上げていただけるようになった。外から見たら「奇跡」のような成功に見えるのかもしれないが、ここで起こったことはただの偶然ではない。

数多くのピンチからユニバーサル・スタジオ・ジャパンを救ってくれたのは、

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