『クラウドからAIへ—アップル、グーグル、フェイスブックの次なる主戦場』
(小林雅一/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次(主要)
 「AI」(人口知能)の世界ではいま、グーグル、フェイスブック、アップルなどが巨額の資金を投じてこぞって参入し、自動運転カーなどが現実味を帯びるなど、「AI革命」ともいえる活況を呈している。本書は「AI」の歴史、周辺企業の動向を含めた現状、そしてビッグデータを超えるともいわれるそのインパクトを解説した一冊だ。

 著者は東大理系大学院を経て、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所などでも教鞭をとり、現在はKDDI総研リサーチフェローとして、IT産業に関する著書も多数ある小林雅一氏。本作でも、技術的背景への正確な理解にもとづき、近年の「AI革命」を余すところなく伝える。本書では特に、自動運転車などから、軍事兵器まで、さまざまな事例を通じてAIがもたらす未来と、関連企業群の思惑を冷静に描きだされている。

 著者は、これまで何度か「AI」がブームに終わってしまったことを、科学技術やビジネス的観点から洞察。今回の「AI革命」がブームでは終わらないこと、そしてその本質はビッグデータとAIの相互補完関係にあると説く。新書ながら読み応えのある内容で、知的好奇心を刺激されるとともに、ビジネスの着想にも大きなヒントが得られるだろう。


著者:小林 雅一(コバヤシ・マサカズ)
 1963年、群馬県生まれ。KDDI総研リサーチフェロー。東京大学大学院理学系研究科を修了後、雑誌記者などを経てボストン大学に留学しマスコミ論を専攻。ニューヨークで新聞社勤務、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所などで教鞭をとった後、現職。
第1章 なぜ今、AIなのか?―米IT列強の思惑
第2章 “知性”の正体─AIの歴史から見る、進化の方向性と実力
第3章 “知性”の正体─AIが生み出す巨大なビジネス・チャンス
第4章 “知性”の陥穽─AIにまつわる諸問題

要約ダイジェスト

クラウドからAIへ

 私達のような一般人がコンピュータに向かって、ごく普通の言葉で「あれをしたい、これをしたい」などとリクエストすれば、コンピュータが、私達の言う通りに仕事をしてくれる。こんな世界は実は意外に近くまで迫っている。

 なぜならアップルやグーグル、フェイスブックやIBM、マイクロソフト、さらには日米欧の大手メーカーなど世界的な強豪企業が、いま最も力を入れているのがAIの技術開発だからだ。

 AI(Artificial Intelligence=人工知能)は、

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