- 本書の概要
- 著者プロフィール
本書では、数年前から家投資をはじめ、今では全国に数百件の家を所有し、家賃収入を得ながら多拠点生活を行う著者が、家投資の魅力や注意点、具体的な投資手法を解説。税金や費用を抑えたリフォームなど気になる点はもちろん、失敗経験や自ら保有する物件の詳細など、赤裸々に情報公開がされている。
しかも驚くことに、元手となる資金は 100万円程度からで十分投資可能だという。これから投資を考えようとしている人はもちろん、収入だけでなく資産を増やしたい方などはぜひご一読いただきたい。著者は投資家・事業家で、全国に数百の山や戸建て、アパートなどを所有し、「山王」と呼ばれる人物。
投資家・事業家。1990年生まれ、東京都出身。早稲田大学法学部卒業。14歳の時に取得した「乙種第4類危険物取扱者」を手始めに、100を超える資格を高校在学中の2年間に取得。最年少取得記録を多数保有している。プロの雀士でもある。現在は不動産投資家として活動し、全国に数百の山や戸建て、アパートなどを所有。「山王」と呼ばれている。テレビ東京『日経スペシャル ガイアの夜明け』などメディアにも多数出演。著書に『一生お金に困らない山投資の始め方』など。
第1章 「自宅」+「別荘」+「家賃収入」を手に入れる!
第2章 家投資の上手な始め方
第3章 僕はこんな「家」を手に入れてきました!
第4章 家投資の注意点
第5章 出費を抑えるための「DIY」入門
要約ダイジェスト
「自宅」+「別荘」+「家賃収入」を手に入れる
家投資とは、自分が住むための家を格安の値段で手に入れ、その数を増やしていくことで、夢のような多拠点生活を可能にする投資術だ。手に入れた複数の家は別荘として使えるだけでなく、人に貸すことによって、そこから家賃収入を得ることができる。
なぜ複数の家が持てるのかといえば、空き家の値段が下がっているからだ。空き家の多くは、日本社会の高齢化が進み、遺産相続によって、子供や孫が所有しているものだが、彼らは相続した家を少しでも高く売りたい、できるだけ高く貸したいと考えがちである。
その結果、誰も住まない家が全国各地に急増して、近隣への悪影響などを含めて、社会問題化しているのだ。5万円とか 10万円という金額で売られている家は普通にあり、物件によっては、1円とか 10円で売りに出されているものもある。
僕はこうして値段の下がった家を探し求めて日本中を駆け回り、2016年から現在までの6年間で全国に数百軒の物件を所有している。
自分が住むことを目的とした家は、北海道、新潟、長野、東京、愛知、京都、福岡など、全国7カ所にあり、各地に物件調査に行く際には、活動の拠点として使っている。それ以外の家は、生活保護者やひとり親家庭など、何らかの理由で部屋を借りることが難しい「賃貸弱者」の人たちに格安の家賃で貸し出している。
家投資のスキーム(枠組み)を簡単にまとめると、次のようになる。