『スターバックスCEOだった私が伝えたいこれからの経営に必要な41のこと』
(岩田松雄/著)

 

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次(主要)
 ザ・ボディショップでの業績V字回復、スターバックスでの過去最高売上高の達成などで有名な経営者 岩田松雄氏が自身の経営論を初めてまとめた一冊。岩田氏にはリーダーシップコンサルティングを設立し、起業家のサポートも精力的に行っているベンチャー経営者としての一面もあります。

 そんな岩田氏ですが、今までの経験を活かしてリーダーシップに関する著書などを多数執筆していたものの、意外なことに自身の経営論をまとめた本については執筆していなかったとのこと。本書では、岩田氏が今まで歴任してきた企業での社長経験を交えながら、「ミッション」「人事施策」「業績目標」「コスト削減」といったテーマで、経営の本質・原理原則が41項目にまとめられています。

 これらは抽象的な格言といった性質のものではなく、直ちに経営者やリーダー層の役に立てるように配慮されており、具体的な事例が多くあげられているのも本書の特長です。また、経営層を目指す若い方々に向けても「経営」というものが「きれいごと」だけではないということを知ってほしいという著者の意図から、具体的な経営スキルについての言及も数多く盛りこまれています。今この瞬間にも悩まれている経営者の方にはもちろん、経営者マインドを持ちたいと考える多くの方へお薦めできる一冊です。


著者:岩田松雄
 リーダーシップコンサルティング代表。元スターバックスコーヒージャパン代表取締役最高経営責任者。大阪大学経済学部を卒業後、1982年に日産自動車入社。製造現場、セールスマンから財務に至るまで幅広く経験し、社内留学先のUCLAビジネススクールにて経営理論を学ぶ。帰国後は、外資系コンサルティング会社、日本コカ・コーラビバレッジサービス常務執行役員を経て、2000年ゲーム会社アトラスの代表取締役に就任。3期連続赤字だった同社を再生。2005年、インフォレスト代表取締役として4年間で売上倍増。2009年、スターバックス コーヒージャパンのCEOに就任。
1.会社は何のために存在するのか?―すべての「経営者」が最初に考えるべきこと
2.社長が人事を見ているか?―経営で一番大切なこと
3.数字と現場の声をどれだけ聞けるか?―「予測力」は最大の武器
4.経営がうまくいかない理由は、どこにあるのか?―「事実」を正しく見抜く
5.どうすれば、従業員はやる気になるのか?―「人」は大きく変わる
6.無駄なコストが減らせない原因は何か?―意外な盲点が潜んでいる
7.それは本当に「いい経営」か?―長期で評価される経営者になれ

要約ダイジェスト

「これからの経営」とは原理原則に戻ること

この10年、経営の世界には目まぐるしく、新しい考え方やワードが飛び交ってきた。しかし、本書には画期的な発見や、誰も聞いたことがない経営の理論はひとつも出てこない。なぜか。私は、「これからの経営」とは、「原理原則」に戻ること、そして「本質」を極めていくことだと思うからだ。

私が3社で社長を務めてきたこの10年間、ビジネスを取り巻く環境は大きく変わった。変化があまりない時代であれば、「強いオーナー経営者」と「頑張る社員」の組み合わせを擁する会社が最強だっただろうが、今はそうはいかない。

環境の変化は目まぐるしく、いちいちトップダウンで指示を出していたのでは間に合わない。かといって、社員一人ひとりが勝手に動いていては会社は回らない。

だからこれからの経営者には、「自分たちの会社は何のために存在するのか」というミッション(会社の存在理由)をしっかり掲げ、伝えることが求められる。

まさに「これからの経営」を象徴する

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