『「人に迷惑をかけるな」と言ってはいけない』
(坪田信貴/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
「子どもにはのびのびと育ってもらいたい」。世の中の多くの親たちはそう考えている。だが、子どものために良かれと思ってかけた言葉が、ときに子どもの自信を失わせたり、可能性を狭めてしまったりする。それほどまでに親の言葉は子どもに大きな影響を及ぼすのだ。それ故に、子育てに悩む人は多い。

 本書では、子どもが自分で考え、未来の可能性を最大化させるために、かけてはいけない言葉やその背景を解説。「みんなやっているよ」「あなたのためを思って」「勉強しなさい」などの子どもに「呪い」をかけてしまう言葉を、どのように置き換えるべきかを、心理学を根拠に示していく。

 著者は、ベストセラーとなり映画化もされた『学年ビリのギャルが1年で偏差値を 40上げて慶應大学に現役合格した話』(ビリギャル)著者で坪田塾塾長の坪田信貴氏。子育てに課題を感じている方はもちろん、部下やチームメンバーの育成を担うマネジメントの立場にある方にもぜひご一読いただきたい。

著者:坪田信貴(Tsubota Nobutaka)
 坪田塾塾長。心理学を駆使した学習法により、これまでに1300人以上の子どもたちを「子別指導」、多くの生徒の偏差値を急激に上げてきた。――一方で、起業家としての顔も持つ。また、人材育成、チームビルディングの能力が多くの企業から求められ、マネージャー研修、新人研修を行うほか、現在は吉本興業ホールディングスの社外取締役も勤めるなど、活躍の場は枠にとらわれない。テレビ、ラジオ、講演会でも活躍中。――著書に映画化もされて大ベストセラーとなった『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』のほか、『人間は9タイプ 仕事と対人関係がはかどる人間説明書』『バクノビ 子どもの底力を圧倒的に引き出す339の言葉』『どんな人でも頭が良くなる 世界に一つだけの勉強法』『吉本興業の約束』ほか多数あり。
序 章 日本人の多くは、可能性をつぶす「呪い」をかけられている
第1章 「人に迷惑をかけるな」と言ってはいけない
第2章 「今忙しいからあとで」
第3章 「うちの子なんて……」
第4章 「勉強しなさい」「集中しなさい」

要約ダイジェスト

子どもたちの多くは、「呪い」をかけられている

「子どもの可能性を広げたい」「子どもにはのびのびと育ってもらいたい」と考える父母は多い。だからこそ伝えたいのは、子どものためを思って口にした、ちょっとした言葉が逆効果になっているということだ。

 例えば、子どもが点数の低いテストを持って帰ってきて、びっくりした親から、「あなたは本当に算数が苦手だよね」などと言われたら、子どもは「そうだ、自分は算数が苦手なんだ」と思いはじめる。

 それが厄介なことに、子どもにとっては「自分は算数が苦手だ」という呪いになり、不思議と、それを証明するように思考したり行動したりするようになる。子どもは親の反応を本当によく見ている。こうした反応の繰り返しで、子どもの思考・行動は変わっていくのだ。

 今、「新しい時代の子育て」に注目が集まっている。グローバル化が急速に進み、AI・ロボットなどテクノロジーの進歩によって、否応なしに価値観が変わっていくと感じるからだろう。

「これまでのやり方で子育てをしていたらマズイのでは」という不安が出てくるのはよくわかるが、子育ての本質的な部分は何も変わらない。時代が激しく変化していくからこそ、本質に立ち返ることが最も重要なのだ。それは一言で言えば「『やめなさい』と制限をかけるのではなく、その子に合った可能性を見せること」だ。

 今の 40代、50代の人は現状維持でもなんとか逃げきれる。でも、今の若い世代は違う。さらに技術が進歩し、仕事・職業も大きく変化していく中で、リスクを最小限にして、発言しない、行動しないほうがいいというマインドではやっていけない。

 バージョンアップするのに、複雑なことをする必要はない。教育の本質的な部分に立ち返り、子どもたちの自己肯定感を下げ判断力を奪う声かけから、

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