『おじさんは、地味な資格で稼いでく。』
(佐藤敦規/著)

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  • 著者プロフィール
  • 目次
 近年、雇用の不安定さは増している。中堅・ベテランとよばれる年代に突入するも、「今の会社でこれ以上出世するのは難しい」「もう若くないし、転職は難しい」「定年まで会社にいられるか分からない/そもそも定年まで会社が続くか不安」といった悩みや焦りを抱えている方も少なくないはずだ。

 本書ではこうした悩みを持つ人に、「地味な資格」で独立し、会社に頼らずに人生を後半戦で挽回するキャリア戦略を提示する。「地味な資格」とは、社会保険労務士(社労士)や行政書士といった「法人に必要とされる資格」のことで、法人相手ゆえに一般には知名度が低く地味だが、競争率が低く、安定して稼げるという。

 本書では目指す資格の選び方、勉強法や試験対策、さらに取った資格を仕事につなげるためのノウハウまで、具体的な方法を網羅的に解説。著者は会社での窓際同然の扱いに一念発起し、3年以上の勉強を経て 50歳で社会保険労務士試験に合格。その後資格を活かして転職し、現在は独立して社会保険労務士として活躍する人物。

著者:佐藤 敦規()
 社会保険労務士。中央大学文学部卒。新卒での就職活動に失敗。印刷業界などを中心に転職を繰り返す。窓際族同然の扱いに嫌気がさし、50歳目前で社会保険労務士試験に挑戦し合格。三井住友海上あいおい生命保険を経て、現在では社会保険労務士として活動。企業を相手に、就業規則や賃金テーブルの作成、助成金の申請などの相談を受けている。資格取得によって収入が200万アップするとともに、クライアントの役に立っていることを実感し、充実した生活を手に入れた。お金の知識を活かして、セミナー活動や、「週刊現代」「マネー現代」「THE21」などの週刊誌やWebメディアの記事も執筆している。
第1章 おじさんを救う、ただひとつの方法
第2章 知っておきたい、資格のリアル
第3章 合格に必要な、「継続力」を手にいれる
第4章 実力を超えた、「底力」を手にいれる
第5章 自分を変える、「行動力」を手にいれる
第6章 誰にもひるまない、「営業力」を手にいれる
第7章 自分らしくいるための、「生きる力」を手にいれる

要約ダイジェスト

おじさんは「地味な資格」を取ろう

 地味な資格とは、「世間の知名度は低いけど、法人に必要とされ、案外稼いでいる人が多い資格」を指し、士業でいえば、社会保険労務士や行政書士、土地家屋調査士などが該当する。地味な資格を取ることがよい理由は以下の3つだ。

①働きながら取得できる
 弁護士や医師、税理士といった資格を取るには膨大な勉強時間が必要だ。40歳を過ぎてそれら難関資格に挑戦することは現実的ではない。またたとえ会社を辞めて勉強に専念して奇跡的に合格しても、若いうちからその仕事に就いている人たちと競い合うのは難しい。一方で、「地味な資格」は、働きながらの勉強で十分合格をねらえる。

②法人相手で安定する
 地味な資格は、弁護士や医師のように知名度が高いわけではない。それは、個人よりも法人を対象にすることが多いからだ。ところが知名度に反して、じつは法人を相手にする資格のほうが個人相手の資格よりも収入が安定する。また、法人相手の仕事ということは、今までの仕事の知識も活かせる可能性がある。

③食っていける
『日本の給料&職業図鑑』(宝島社)という各職種の月給と生涯年収を記載した本によると、社会保険労務士「2億 7525万円」、行政書士「2億 2841万円」となっている。ビジネスパーソンの生涯年収が2億~2億 5000万円といわれていると考えると、十分生活していける金額だ。

 地味な資格のいいところは、50代からでも収入を伸ばしていけるところだ。役員まで登りつめる人は除き、一般のビジネスパーソンは 55歳を越えると役職定年となり、年収が減少し、60歳を越えると雇用形態も嘱託や契約社員などに変わり、収入がそれまでの半分以下となる人も少なくない。

いちばんいいのは「独立できる資格」

 取得をおすすめしたい資格は大きく分けると2種類ある。社会保険労務士や行政書士のように「独立開業できる資格」と、

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