『新版 人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』
(千田琢哉/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 本には、人生でこれから遭遇する未知の難題に対するヒントとなる先人の知恵が詰まっている。だが現代では毎日多くの本が出版され、ウェブ上にも情報があふれている。そのため、本選びや本の読み方に、自分なりの基準を設けるなければ、何をどのように読めばよいのか、選択肢が多すぎて迷ってしまうだろう。

 本書では、大学4年間で1万冊以上の本を読んだ著者が、読書の効能や本がもたらす行動力・仕事力・経済力などを 88のテクニックとして解説する。本の読み方だけでなく、選び方や買い方なども具体的に書かれており、さらに各章末には著者おすすめの本が3冊ずつ紹介されている。

 著者はベストセラーを多数持ち、「タブーへの挑戦で、次代を創る」をミッションとして執筆活動を行う文筆家。本書は10年前に執筆した同タイトルを、時代の変化に応じて一部アップデートするとともに、各章1つずつ新項目が追加された新版。読書初心者はもちろん、自分の幅を広げたいと考えるビジネスパーソンにはぜひご一読いただきたい。

著者:千田 琢哉(Senda Takuya)
 愛知県生まれ。岐阜県各務原市育ち。文筆家。東北大学教育学部教育学科卒。日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。コンサルティング会社では多くの業種業界におけるプロジェクトリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。のべ 3,300人のエグゼクティブと 10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって得た事実とそこで培った知恵を活かし、“タブーへの挑戦で、次代を創る”を自らのミッションとして執筆活動を行っている。
著書累計は340万部を超える(2021年2月現在)。
プロローグ 僕の出身校は、仙台の丸善と金港堂だ。
第1章 本さえ読めば、どんな時代になっても知恵で生き抜いていける
第2章 本が背中を押してくれる「行動力」
第3章 本が教えてくれる本当の「コミュニケーション力」
第4章 本が伸ばしてくれる効率的な「勉強力」
第5章 本が磨いてくれる結果を出す「仕事力」
第6章 本が導いてくれるお金の不安から自由になれる「経済力」
第7章 本が加速されてくれる「成長力」
第8章 人生を変える本の「買い方・読み方」
エピローグ つらい時に群れるな、本を読め

要約ダイジェスト

本さえ読めば、どんな時代になっても知恵で生き抜いていける

 いつまでも忙しい人に長期的なお金持ちは1人もいない。忙しいのはそれだけ他人に振り回されているだけだ。お金の貧乏と同様に時間貧乏も感染する。ゆったりと好きなだけ読書できるような時間のある人にいい知恵が授かり、ドッとお金も流れ込んでくるように人生はできているのだ。

 読書家の人は若くてまだ名もなく貧しい頃からなけなしのお金で本を買って読んでいた。膨大な本を読み続けていると、溢れんばかりの知識が知恵に進化する瞬間がくる。知恵を持つ人は周囲に快感を与えるから、その見返りとして地位が与えられ、お金も集まってくる。

 ベストセラーのすべてが必ずしも面白いとは限らないが、ベストセラーには必ずそれが売れた理由がある。関わった人たちの汗と涙と執念と怨念が渦巻いているベストセラーは、仮に読まなくても買っておいて損はない。

 本に上下関係がないのと同じで、小説とビジネス書の境目にはあまり意味がない。優れた小説は優れたビジネス書であり、優れたビジネス書は優れた小説である。吉野源三郎によって 1937年に出された『君たちはどう生きるか』は、その後様々な出版社から出され、2017年には漫画版と併せて発売された。

 いずれも大ベストセラーとなったが、漫画版を読んでから活字版も読んでみたくなった人も多いはずだ。きっかけなんて気にしなくてもいい。気になった本を片端から貪り読んでいけば、必ず運命の本に出逢える。

本が背中を押してくれる「行動力」「コミュニケーション力」

「本当は新刊を読みたいと思っていたのに文庫本のほうが安いから文庫化されるまで待っている」というのは、余りにももったいない。

 新刊が 1500円で文庫本が500円だとすると、たった 1000円で3年分の時間を買える。しかもその本は自分が読みたい旬の時期だとすれば安いものだ。魚や野菜にも旬があるように、

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