『対峙力』
(寺田有希/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 近年 SNSや組織に属さない働き方が広まり、「個人」としての発信力やコミュニケーション力がますます重要になってきている。そうした時代に、初対面の人や、いわゆる“大物”と臆せずフラットにコミュニケーションできる力(対峙力)があれば、仕事やキャリアの可能性はさらに広がる。

 本書では、根は小心者で人見知りだという著者が、ホリエモンチャンネル等で MCを務め、多くの著名人と対峙する中で身に着けた実践的なコミュニケーションのテクニックやコツを具体的に伝授。様々なエピソードを踏まえ、コミュニケーションスキルだけでなく、フリーランスとして成功するキャリアや仕事への向き合い方も解説されている。

 著者はベンチャー女優・タレント・司会。2004年芸能界デビュー後、2012年芸能事務所から独立。「ホリエモンチャンネル」などで MCを務めるほか、自ら作詞作曲したストリートラグビー公式応援ソングで歌手としてメジャーデビューするなど、多岐にわたり活躍。インタビューやコミュニケーション力を底上げしたい方はぜひご一読いただきたい。

著者:寺田有希(Terada Yuki)
 ベンチャー女優・タレント・司会。1989年生まれ。大阪府堺市出身。明治大学文学部文学科演劇学専攻卒業。2004年芸能界デビュー後、2012年芸能事務所との専属契約を終了して独立。YouTubeチャンネル「ホリエモンチャンネル」や「B.R.CHANNEL」等でMCを務めるほか、自ら作詞・作曲したストリートラグビー公式応援ソング「さあ いこう」で歌手として日本コロムビアよりメジャーデビューするなど、多岐にわたり活動。7年以上「ホリエモンチャンネル」のアシスタントMCを務め、堀江貴文氏をはじめ、数々の著名人のトークを回し続けている。
序 章 対峙力で人生を変える
第1章 誰に対してもひるまないスキルを身につける─「人」との対峙
第2章 いつでも必要とされる存在になる─「仕事」との対峙
第3章 信頼できる自分に変わる─「自分」との対峙
第4章 自分の可能性を広げる─「夢」との対峙
終 章 対峙力で開ける、新しい未来

要約ダイジェスト

どんな人にも萎縮せず、対等に向き合える力

「対峙」という言葉の意味を辞書で引いてみると、「2つの勢力が向かい合って立つこと」とあり、「対時」の対義語は、「回避、逃避」だ。逃げない。媚びへつらわない。萎縮しない。相手を認め、自分のことも認めてもらって話すこと。それが「対峙力」である。

 そしてそうあるためには、自分自身と本気で向かい合うことが必要だ。私は基本ネガティブなので、他人と自分を比べてはしょちゅう落ち込んでいた。そのたびに「あの人と比べて自分には何が足りないんだろう」と自分なりに推測し、研究し、対策してきた。

 人と対峙するために、ほかの場所から借りてきた鎧や剣で、武装する必要なんてない。ずは自分自身と向き合い、「これなら戦える」という自分の武器(長所)を知ること。そして、相手と場の状況を読んで、その武器を最大限に活かすことが大事だ。

 自分がやりたいことに突き進むのは大切だが、まずは、いまの自分に求められることを 100%できるようになること。そうすればスキルを上げていけるし、「自分は世の中から見てどういう存在なのか?」がわかる。自分の得意なことで世の中を渡り歩いていけるようになるのだ。

 そのほうが自分にも周りにもプラスになるし、そもそも、「やりたいこと」と「できること」のどちらか1つしか選べないわけではない。いまはできることをして、その先にやりたいことをつなげていけばいいのだ。

台本はいらない!

 台本があると、それ通りに進めることが正解だと思いがちだが、フリートークやバラエティ番組では、誰かがデスクの上で考えた台本から面白いトークが生まれることは少ないし、本番は台本通りに進むとは限らない。

 だから、私は台本通りに進めるのではなく、相手に合わせて話すようにしている。「いま、相手は何の話をしたいのかな?」とか「今日のお客さん、どういう状況かな?」と考えながら、アドリブで話していくのだ。

 とはいえ、台本がない状態で、いきなり場を回すのはハードルが高い。そこで思い付いたのが「チェックリスト」だ。チェックリストとは、台本の内容から「言わなければいけない内容(要点)」を抜粋したもので、それを覚えられる範囲でざっくりとつくる。

 具体的には、まず事前の打ち合わせで「今回のゴール(目的)」と「そのポイント」を確認する。例えば新作ジャケットを紹介する番組であれば、「新作ジャケットの紹介」というゴール(目的)を設定して、チェックリストに「言わなければいけない内容(ポイント)」を並べていく。例えば、「商品名は必ず言う」「流行りのカラーについて話す」「イチオシブランドを紹介する」といった感じだ。

 本番では、ゴールは常に念頭に置きつつ、「これを言った、これを言った」とチェックしていき、時間が余ったら、「何度も使っていいポイント」のどれかを使って時間を埋めればいい。チェックリストの特徴は、

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