『NINE LIES ABOUT WORK 仕事に関する9つの嘘』
(マーカス・バッキンガムほか/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 仕事や職場、働き方に関して、様々な「当たり前」や「常識」とされる慣行がある。例えば「どの会社で働くかが大事」「最高の計画があれば勝てる」「人は他人を正しく評価できる」「ワークライフバランスが大切」などだ。だが著者らによれば、それらは一見もっともらしく見えるが、実は真っ赤な「ウソ」である。

 本書では生産性や業績向上に関する9つのウソを取り上げ、現実的なエビデンスにもとづいた普遍的な仕事の真実を明らかにする。一読すれば、採用、目標、人事評価、フィードバック、リーダーシップなどについての通説がいかに的外れであり、具体的に職場でどのように考え、どう振舞えばよいかが理解できるはずだ。

 著者マーカス・バッキンガムは「最も影響力のある経営思想家」に選出された世界的研究者で、著書に『さあ、才能に目覚めよう』がある。アシュリー・グッドールはシスコのシニア・バイスプレジデント。生産性向上を目指すビジネスパーソンはもちろん、良い組織づくりのヒントを探す経営・マネジャー層もぜひご一読いただきたい。

著者:マーカス・バッキンガム(Marcus Buckingham)
 人々の強みを解き放ち、パフォーマンスを高め、未来の仕事のあり方を示すことに全力を尽くす、「最も影響力のある経営思想家」に選出された世界的研究者、思想リーダー。ADPリサーチ・インスティテュートで「ピープル&パフォーマンス」に関わるすべての調査を指揮する。著書に『さあ、才能に目覚めよう』(ドナルド・O・クリフトンとの共著、田口俊樹訳、2001年、日本経済新聞出版社)、『最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと』(加賀山卓朗訳、2006年、日本経済新聞出版社)など、ベストセラー多数。

著者:アシュリー・グッドール(Ashley Goodall)
 シスコのリーダーシップ・アンド・チームインテリジェンス部門担当シニア・バイスプレジデント。前職はデロイトのディレクター兼最高人材育成責任者を務めた。
マーカス・バッキンガムとの共著に、「社員の成長につながる人事評価システムを作る」(DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー2015年10月号)などがある。

翻訳:櫻井祐子(Sakurai Yuko)
 翻訳家。京都大学経済学部経済学科卒、大手都市銀行在籍中にオックスフォード大学大学院で経営学修士号を取得。訳書に『1兆ドルコーチ』(ダイヤモンド社)、『NETFLIXの最強人事戦略』(光文社)、『選択の科学』(文藝春秋)、『OPTION B 逆境、レジリエンス、そして喜び』(日本経済新聞出版社)などがある。

ウソ#1 「どの会社」で働くかが大事
ウソ#2 「最高の計画」があれば勝てる
ウソ#3 最高の企業は「目標」を連鎖させる
ウソ#4 最高の人材は「オールラウンダー」である
ウソ#5 人は「フィードバック」を求めている
ウソ#6 人は「他人」を正しく評価できる
ウソ#7 人には「ポテンシャル」がある
ウソ#8 「ワークライフバランス」が何より大切だ 
ウソ#9 「リーダーシップ」というものがある
付録 ADPRIのグローバルエンゲージメント調査
付録 シスコがたしかに知っている7つのこと

要約ダイジェスト

「『どの会社』で働くかが大事」というウソ

 本書の出発点となったのは、次のパラドックスだ。「なぜ職場で『ホント』のこととして定着している考えや慣行の多くが、働く人々を助けるどころか激しくいらだたせ、疎んじられているのか?」。

 現行の慣行は、もはや大して役に立っていない。だがこれらの慣行という背景や根拠のもとに、採用から評価、昇進、解雇まで、職場で起こるほとんどすべてのことが決定されている。こういう慣行を「ウソ」と呼ぼう。そして一つひとつのウソを破壊し、それからより普遍的な真実を明らかにする必要がある。

 暴かなくてはならない最初のウソは、「どの会社で働くかが大事」というものだ。我々は先行研究を土台として研究を進め、最も業績の高いチームにとくに多く見られる従業員経験の「8つの側面」を特定することができた。これらの側面を正確に表現した次の8つの「質問項目」を使えば、チームの長期的な業績を予測することができる。

1.「会社の使命」に貢献したいと心から思っている
2.仕事で「自分に期待されていること」をはっきりと理解している
3.所属チームでは「価値観が同じ人」に囲まれている

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