- 本書の概要
- 著者プロフィール
本書では、心理学やコーチング、カウンセリングなどをベースにした、短期間で誰とでも信頼関係を築き、仕事と人生を良い方向に進めるためのテクニックを100の項目として解説。見た目やしぐさ、話し方、人付き合いから仕事・営業、ストレスフリーの習慣まで、具体的で実践しやすいコミュニケーションのコツが語られている。
著者はコーチング、カウンセリング、マインドフル瞑想、NLP(神経言語プログラム)、カラーセラピーなどを習得し、キャリカウンセラー・講師として活躍する人物。仕事において、営業や社内コミュニケーションが多い方はもちろん、家族、恋人、友人などとのコミュニケーションに悩む方はぜひご一読いただきたい。
ファイン・メンタルカラー研究所代表。米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナー。国家資格キャリアコンサルタント。産業カウンセラー。パーソナルカラーアナリスト。カラーセラピスト。
愛知県生まれ。10年以上デザイナーを経験。当時月130時間を超える残業のストレスで前歯が折れる。これを機に「幸せな生き方とはなにか?」を考え、本格的にキャリアカウンセリングや心理学を学ぶ。NLP心理学を中心にコーチング、カウンセリング、マインドフル瞑想などの手法を習得し統合。その手法を生かし、キャリアカウンセラー・講師として独立。
各企業・大学・公共機関の講演の登壇数は2000回を超え、婚活から就活まで相談者数は1万人超。コーチング、パーソナルカラー、カラーセラピスト、骨格診断ファッションアナリスト等のプロ養成講座の卒業生は500人を超え、個人診断においては1000人を超える。
第2章 話し方編
第3章 人づき合い編
第4章 行動編
第5章 ポジティブ思考編
第6章 仕事・営業編
第7章 ストレスフリー編
要約ダイジェスト
口角の高さは好感度と比例する
嫌われる人は口角が下がっている。もちろん、わざとではない。日本語は表情筋をあまり使わなくても発音でき、欧米人が表情筋を60%使うところを日本人は20~30%しか使わない。だから日本人は年齢が上がるほど口角が下がりやすいのだ。
心理学では、内側のものは外側に現れると言う。つまり、笑顔でいるだけで無意識に“私はあなたに心を開いています”と相手に伝えていることになる。だから、誰かがあなたを思い浮かべたとき、『笑顔のあなた』を思い出すくらいいつも笑顔でいると好かれる。
アメリカのデポー大学での研究では、卒業アルバムで笑顔の人と、そうでない人の人生を追跡すると、あまり笑っていない人の離婚率は、満面の笑みの人の5倍という結果が出ている。笑顔が人間関係に大きく影響するのだ。
顔の輪郭は遺伝的要素が強いが、表情を笑顔にするか、仏頂面にするかは自分でコントロールできる。あなたの笑顔は必ず誰かを幸せにする。卒業アルバムで笑顔だった人が結婚生活が長続きするのは、ずっと笑顔の贈り物をし続けてきたからだ。
自分の報告は相手への質問とセットで
人間関係では自分ではなく、いかに相手に関心を向けるかが重要だ。つき合いが長続きしない人のLINEのメッセージは、「今日は公園に来ています」「今、ハンバーグ食べています」という感じで、自分の報告のみで終わっている。
人は自分に強い関心がある。だから、自分を気遣ってくれるようなメッセージをくれる人に好感を抱く。例えば、