『文系 AI人材になる』
(野口竜司/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 AIと言えば高度な「理系人材」の独壇場のイメージがあるが、実は近年様々なツールやサービスが登場することで、AIを「作る」ための技術がより一般化しつつある。そこでいま求められているのが、AIをいかに「使いこなす」かというテーマであり、その領域ではビジネスの現場も知っている「文系人材」にも大いに活躍のチャンスがあるのだ。

 本書では、文系人材が今後求められる「文系 AI人材」となるための考え方や必須知識から、学習ステップ、多数の AI事例までを解説した実践的なトレーニング本だ。一読すれば、AI活用アイデアの企画や AI導入プロジェクト、AIへの投資判断など、今後訪れるであろう AIとの「共働き」時代を乗り切るためヒントが多数得られるはずだ。

 また、数式や統計、プログラミング知識不要で読み進められるため、AIに苦手意識を持つ方はもちろん、AIの自社活用を検討している方はぜひご一読いただきたい。著者は自身も「文系 AI人材」としてさまざまな AIプロジェクトを推進し、現在は ZOZOテクノロジーズ VP of AI driven business、アラタナ 取締役を務める野口竜司氏。

著者:野口 竜司(Noguchi Ryuji)
 ZOZOテクノロジーズ VP of AI driven business。アラタナ 取締役。立命館大学政策科学部卒業。著者自身も「文系AI人材」として、さまざまなAIプロジェクトを推進。AIビジネス推進や企業のAIネイティブ化に力を入れる。大学在学中に京都発ITベンチャーに参画。子会社社長や取締役として、レコメンド・ビッグデータ・AI・海外コマースなどの分野で新規事業を立ち上げ、その後、ZOZOグループに。大企業やスタートアップ向けのAI研修やAI推進アドバイザリーも提供。
第1章 AI社会で職を失わないために
第2章 文系のためのAIキャリア
第3章 STEP1 AIのキホンは丸暗記で済ます
第4章 STEP2 AIの作り方をザックリ理解する
第5章 STEP3 AI企画力を磨く
第6章 STEP4 AI事例をトコトン知る―業種別×活用タイプ別の45事例
第7章 文系 AI人材が社会を変える

要約ダイジェスト

AIは「作る」から「使う」へ

 実は、この数年で AIを「作る」ハードルがとても下がっている。数年前までは AIはほとんどスクラッチ(存在する何かを土台とせずにゼロから新たに作り上げること)で作られていたが、技術やサービスが発達し、次の3つの選択肢が登場したのだ。

・「コードベースの AI構築環境」で作る
 プログラミングコードを書ける人向けのサービス。コードを書く必要はあるが、AIを作る上で必要な補助機能が複数用意されており、スクラッチで作るより格段に構築が楽になっている。

・「GUIベースのAI構築環境」で作る
 主にプログラミングコードが書けない人向けのサービス。コードを書く代わりに GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス)を操作することで AIを作ることができる。

・「構築済みAIサービス」を使う
 自ら AIを作らずに、すでに作られたAIを利用するもの。各社がさまざまな AIサービスの提供を開始しており、「チャットボット」「画像認識」「音声認識」「音声合成」などのテーマを扱うものがある。

 このように選択肢が増える中で、AIを作るのか、作るならどこまでカスタマイズするのか、あるいは、すでに作られた AIを使うのか、用途によって適切な判断が必要になってきている。そこで重要になるのが、ビジネスの現場も知っている文系 AI人材なのだ。

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