『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』
(田坂広志/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 何か悪いことが続くと「運気が下がっている」と思い、良いことが続くと「運が巡ってきた」と感じる…、このように多くの人や成功者が、科学的には証明されていないものの、「運気」というものの存在を信じている。本書は、オカルト的な視点や神秘主義からではなく、最先端の科学的仮説から、謎に包まれた運気の正体に迫る一冊だ。

 運気に関連して、成功哲学などの書籍では「引き寄せの法則」について書かれていることも多い。ポジティブな想念を持てば、ポジティブな現実が引き寄せられるというものだが、本書では、量子科学などの理論的背景をもとに、単純なポジティブ思考では望む結果が得られない理由、運気の本質、そして運気を上げる3つの技法を具体的に解説する。

 著者は、シンクタンク・ソフィアバンク代表、多摩大学大学院名誉教授で、「21世紀の変革リーダー」を目指し多くの経営者・リーダーが集う「田坂塾」を主宰する田坂広志氏。運気向上や引き寄せの法則、シンクロニシティといった現象に興味がある方はもちろん、そこにある種の疑わしさを感じている方こそご一読いただきたい。

著者:田坂 広志(Tasaka Hiroshi)
 1951年生まれ。1974年東京大学卒業。1981年同大学院修了。工学博士(原子力工学)。1987年米国シンクタンク・バテル記念研究所客員研究員。1990年日本総合研究所の設立に参画。取締役等を歴任。2000年多摩大学大学院教授に就任。同年シンクタンク・ソフィアバンクを設立。代表に就任。2005年米国ジャパン・ソサエティより、日米イノベーターに選ばれる。2008年世界経済フォーラム(ダボス会議)のGlobal Agenda Councilのメンバーに就任。2010年世界賢人会議ブダペスト・クラブの日本代表に就任。2011年東日本大震災に伴い内閣官房参与に就任。2013年全国から5200名の経営者やリーダーが集まり「二一世紀の変革リーダー」への成長をめざす場「田坂塾」を開塾。著書は90冊余。
序 話 非科学的と言われながら、誰もが信じているもの
第一話 「良い運気」を引き寄せるただ一つの条件
第二話 「良い運気」を引き寄せる「心の五つの世界」
第三話 なぜ、従来の「無意識を変える方法」が効果を発揮しないのか
第四話 「無意識のネガティブな想念」を浄化していく技法
第五話 「人生でのネガティブな体験」を陽転していく技法
第六話 「究極のポジティブな人生観」を体得していく技法
終 話 運気を磨く、心を磨く

要約ダイジェスト

非科学的と言われながら、誰もが信じているもの

 「運気」というものは、いまだ科学的にはその存在が証明されていない。しかし、それにもかかわらず、人類の永い歴史の中で、そして、この広い世界の中で、誰もがこの「運気」というものの存在を信じている。それが「運気」と呼ばれるものの不思議な一面だ。

 改めて言うまでもなく、我々個人の人生や生活において、「幸運」な出来事や出会いを引き寄せる「運気」というものは、誰にとっても大切なものだ。この「運気」について語った文献は古今東西無数にあるが、どれも共通に、人生において「良い運気」を引き寄せるための一つの法則を語っている。

 それは、我々の「心の状態」が、その心と共鳴するものを「引き寄せる」という法則である。これは昔から欧米などで「引き寄せの法則」として語られてきたものであるが、日本においても「類は友を呼ぶ」といった諺が語られ、仏教においても、目の前の世界は、自分の心が現れたものに他ならないことを意味する「三界唯心所現」という言葉が語られている。

 従って、「良い運気」を引き寄せるためには、ただ一つ、「ポジティブな想念」を持つことが求められる。すなわち「ポジティブな想念」=「良い想念」を持つと、「ポジティブな出来事」「良い出来事」や「良い出会い」を引き寄せ、「良い運気」を引き寄せるのである。

 筆者は、大学の工学部で長く研究者の道を歩み、科学的教育を受けた。それゆえ、基本的には唯物論的な世界観によって研究に取り組んできた人間である。一方で筆者は、

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