『科学的に自分を変える 39の方法』
(堀田秀吾/著)

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  • 著者プロフィール
  • 目次
 誰もが一度は「自分を変えたい」と思ったことがあるはずだ。マイナス思考であったり、怠け癖があったり、あるいは人見知りや空気が読めないといったコミュニケーション力など。だがこれらは長年の習慣や持って生まれた気質によって形成されていることも多く、「意志」の力だけではなかなか変えることが困難だ。

 そこで本書では、一般的に欠点、弱点とされる行動パターンを意志ではなく、心理学や脳科学、言語学などで科学的に実証された、簡単に実践できる「アクション」を通じて変える方法を解説。性格・気質、行動・習慣、コミュニケーションの3編に分け、ネガティブ、完璧主義、優柔不断、時間にルーズ、人見知りなど 39のテーマを取り上げている。

 著者は明治大学教授として言語とコミュニケーションをテーマに様々な分野を融合した研究を展開し、TVコメンテーターなどとしても活躍する人物。自分の性格や行動を変えたい方はもちろん、部下やメンバーの育成に携わる方もぜひご一読いただきたい。

著者:堀田 秀吾(Hotta Shugo)
 明治大学教授。言語学博士。熊本県生まれ。シカゴ大学博士課程修了。ヨーク大学オズグッドホール・ロースクール修士課程修了。言葉とコミュニケーションをテーマに、言語学、法学、社会心理学、脳科学などのさまざまな分野を融合した研究を展開。熱血指導と画期的な授業スタイルが支持され、「明治一受けたい授業」にも選出される。研究の一方で「学びとエンターテインメントの融合」をライフワークとし、研究活動において得られた知見を活かして、一般書・ビジネス書等を多数執筆、テレビ番組「ワイド! スクランブル」のレギュラー・コメンテーター、「世界一受けたい授業」「Rの法則」などにも出演する等、多岐にわたる活動を展開している。
1章 性格・気質編
01 マイナス思考
02 落ち込みやすい
03 ひねくれ
04 プライドが高い
05 おせっかい
06 冷淡
07 怒りっぽい
08 完璧主義
09 優柔不断
10 人に流されやすい
11 せっかち
12 うぬぼれ

2章 行動・習慣編
13 時間にルーズ
14 締切が守れない
15 怠け癖
16 誘惑に弱い
17 整理整頓できない
18 忘れっぽい
19 要領が悪い
20 集中力がない
21 継続力がない
22 計画性がない
23 状況適応力がない
24 向上心がない
25 行動力がない
26 責任感がない
27 リーダーシップがない

3章 コミュニケーション編
28 人見知り
29 口下手
30 友達が少ない
31 緊張しやすい
32 元気がない
33 人の目が気になる
34 八方美人
35 気が利かない
36 察しが悪い
37 空気が読めない
38 ユーモアがない
39 嫉妬深い

要約ダイジェスト

マイナス思考

 つい物事を悪い方にばかり考える自分がイヤになるが、そうそう性格は変えられない…、そんなとき「ポジティブな思考に切り替えれば人生が変わる」といったアドバイスをもらったところで腹落ちしない、そんな経験はないだろうか。

 物事を悪く考えてしまう、悲観的で心配症、マイナス思考な自分を変える方法はとてもシンプルで、「書くこと」だ。テキサス州の南メソジスト大学のペネベーカーらの実験によると、「1日 15分、ネガティブな感情について筆記すること」を4日間続けると、(筆記直後にはネガティブな感情が強まるものの)長期的にはポジティブになることが示されている。

 実験から4ヶ月後、「自分の感情について書いた被験者」と「部屋の様子など、表面的な事柄だけを書いた被験者」を比べると、前者は気分・感情の改善が認められ、更に体調不良の日数や健康センターへの訪問回数が明らかに少なくなっていた。もし、思考がマイナスに傾きがちなことが悩みなら、感情を紙に書き出すことを習慣にしてみよう。

プライドが高い

 人に頼み事ができない、弱みを見せることができない、失敗を認めることができない、他人を褒めることができないなどなど、プライドの高さゆえ、自分で自分を生きにくくしていることはないだろうか。

 まずは、プライドの高さの陰に隠れた心理から解説しよう。シカゴ大学(論文執筆当時)のゴフマンによれば、人は誰しも社会生活を営むうえで、人間関係に関わる基本的欲求「フェイス(=面子)」を持つとされている。

 そのフェイスは、

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