『人生を変えるアウトプット術―インプットを結果に直結させる 72の方法』
(千田琢哉/著)

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  • 著者プロフィール
  • 目次
 本を読んだりセミナーに参加したりしても、仕事や生活に活かすアウトプットができなければあまり意味がない。また、インターネットの普及以降、われわれを取り巻く情報量は膨大となり、発信し続けなければすぐに存在が埋もれてしまう時代となった。ではどうすれば、良質なアウトプットを継続することができるのか。

 本書では「書く」「話す」「行動する」というアウトプットを続ける秘訣、そしてアウトプットに直結するインプットのやり方を 70項目以上にわたり解説。「匿名でもいいからブログ、メルマガ、Twitterのどれかを試してみる」「容姿や経歴が似ている成功者の話術を徹底的に真似る」など、それらの多くは今日から試すことができる実践的なものだ。

 著者はのべ 3,000人を超えるエグゼクティブと1万人以上のビジネスパーソンとの対話から得た知恵を発信し続ける文筆家で、現代では「アウトプットをやめた瞬間がその人の死になる」と語る。「自分の意見が伝わらない」「いいアイデアが思いつかない」「インプットやアウトプットが続かない」といった悩みがある方はぜひご一読いただきたい。

著者:千田 琢哉(Senda Takuya)
 文筆家。愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。コンサルティング会社では多くの業種業界におけるプロジェクトリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。のべ 3,300人のエグゼクティブと 10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって得た事実とそこで培った知恵を活かし、“タブーへの挑戦で、次代を創る”を自らのミッションとして執筆活動を行っている。
プロローグ まず、「当たり前」を出し切ろう。
1 結果を出している人はアウトプットを優先する
2 すぐに結果につながる「書く」というアウトプット
3 戦略的に行うと結果が変わる「話す」というアウトプット
4 何をどう、インプットすべきなのか
5 自分の中に熟成させるインプット
6 インプットをアウトプットに直結させる

要約ダイジェスト

結果を出している人はアウトプットを優先する

 今は組織から個人へとブランドがシフトしている。これからは 20代から搾取しまくって、40代以降の生産性の悪いお年寄りたちを養う旧来のサラリーマンという仕組みは崩壊していく。そんな組織よりもはるかに強い個人になるためには、アウトプットすることだ。

 インターネット上では、アウトプットした人間しか力を持てないようになっている。より正確にはアウトプットし続ける人間しか力を持てない。アウトプットをやめた瞬間が、その人の死になるということだ。アウトプットをやめた人間は、この世に存在しないのと同じだからだ。

 もちろんアウトプットの質は極めて重要だが、それ以上に継続することが重要だ。アウトプットするためには、もちろんインプットも重要である。だが忘れはならないのは、インプットそのものが評価の対象になることはないということだ。

 インプットはあくまでもアウトプットのための手段であり、人知れず黙ってインプットをし続ければよい。もちろん楽しみながらインプットしたほうがいい。概してアウトプットは一瞬だが、インプットには時間がかかるが、幸せな人生とは、プロセスが楽しい人生なのだ。

 こうして本を読むあなたに一番のおススメは、読んでいてビビッ!ときたら試してみることだ。特にビジネス書を読む際には、最低でも何か一つは試すことを自分に課そう。私は本を読む際にはビビッ!ときた箇所すべてに付箋を貼っている。そして付箋を貼った部分をすべて実際に試す。成功しようと失敗しようとお構いなしだ。

 付箋の数は1冊につき一つから数十まで幅広いが、

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