『楽天で学んだ「絶対目標達成」7つの鉄則』
(小林史生/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 日本のEC業界のパイオニア 楽天出身者には、後に起業したり他企業の経営メンバーとして活躍する人材が多い。その背景には、事業・営業目標を必ず達成させるという同社の強いカルチャーがある。そんな楽天で16年間活躍した著者が挙げる、高い目標を達成し続けて他社でも活躍する人材の共通点は、「努力」に加えて「努力の工夫(仕方)」が優れているという点だ。

 本書では、彼らや三木谷社長がどのような努力の工夫をしているのか、目標達成に必要なエッセンスを7つの鉄則、40以上の工夫についてまとめている。「早く何回も打席に立つ」など個人としての行動習慣から、「メンバー育成のキモは『本気度合』を見せる」など、チームマネジメントや経営の視点まで網羅している。

 著者は楽天がまだ 100人規模のベンチャーだった 2000年に入社。以降 16年間楽天に在籍し、事業部長を歴任して初期楽天市場の拡大に貢献、海外買収先企業の社長を務めるなど楽天の国際化も推進した人物。自身の成長スピードを上げ、確実に目標達成したい方、チームや会社を目標必達のカルチャーに導きたいマネジャー・経営層には必読の一冊だ。

著者:小林 史生(Kobayashi Fumio)
 1974年生まれ。関西学院大学卒。デューク大学 経営大学院経営学修士(MBA)。2000年に楽天に入社。楽天市場初期の主要メンバーとして複数の事業部長を歴任。2007年からは楽天の国際化を推進し、国際戦略部長としてアジア・欧米での事業開発を担当。その後、米国に計8年間駐在し、カリフォルニアでは買収先企業の社長に就任。国内外で数々の企業のV字回復実績を持つ。
 現在は東証一部上場企業の鎌倉新書にて、シニア領域で圧倒的No.1を目指すべく経営メンバーとして活躍。自らもライフワークとして、複数のベンチャー企業に出資やアドバイザーとして支援を行っている。
第1章 鉄則1 短期間でストレッチして「成功を体験」する
第2章 鉄則2 加速するため「目標達成モメンタム」をつくり出す
第3章 鉄則3 「成長スピードを加速」させる行動法則
第4章 鉄則4 「努力を正当化」することで、最高の結果が出る
第5章 鉄則5 「早く何回も打席に立つ」ことで胆力をつける
第6章 鉄則6 「達成する仕組み」をつくれば距離が縮まる
第7章 鉄則7 メンバー育成のキモは「本気度合」を見せること

要約ダイジェスト

鉄則1.短期間でストレッチして「成功を体験」する

 私は楽天入社1か月目に、15の新規出店獲得という営業目標を与えられ、最終日の 23時まで電話をかけ続けて何とか目標達成した経験がある。目標達成には、このままだとちょっと足りない、と思う局面があるが、そんなときに、「ここからが勝負。必ず挽回できるはず」と自然と思い込めることが目標を達成し続けるにはとても重要だ。

 そうなるためには、たった1回でいいので、強烈なやり切った成功体験をすることだ。その1回の成功体験が、苦しい局面であなたを奮い立たせ、もっと大きな成功体験を生み出す原動力になる。

 楽天時代に教わった言葉の中でも印象的なものに、「新しい環境に飛び込んだときには、最初の3か月で必ず結果を出すことが重要」がある。企業の建て直しや、短期間での改善活動のプロジェクトに入った経験からも、まさにその通りだと体感している。

 理由は3つある。1つ目は、会社では目標や予算は月単位で設定されているので、仮に1か月目で結果が出なかったとしても、3回トライできること。2つ目に、自分がその組織の新顔であっても、3か月あればメンバーと十分なコミュニケーションが取れる。

 仕事上のコミュニケーションもあるし、3か月ならランチ、飲み会合わせると最大 60回、週末も 12回ある。このチャンスをどのくらい、誰のために使うかはその人次第だが、仕事においてはコミュニケーションがすべてだ。

 また、3か月あればビジネスに関してのトラブルも起こる。そのピンチを救うことができれば、もしくはチームメンバーと一緒に解決できれば、それは信頼を得る最高のチャンスに変わる。だから、

続きを読むには会員登録が必要です。

© 2018 ZENBOOKS,Inc. All Rights Reserved.
要約記事は出版社または著作者から適法に許諾を取得し、作成・掲載しています。本記事の知的所有権は株式会社ゼンブックスに帰属し、本記事を無断で複製、配布、譲渡することは固く禁じます

特集