『1分間メンタリング 進化を引き起こす6つの鍵』
(ケン・ブランチャードほか/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 今後のキャリアに自信が持てない、自分には何かが足りないと思っている…、著者曰く、こうした悩みがあるならば、メンターを探すべき時だ。逆にこれらの悩みが全くないならば、自分がメンターになるべき時かもしれない。近年、メンタリングは、する方(メンター)にもされる方(メンティー)にも恩恵があることが証明されているからだ。

 本書では、そんなすべてのビジネスパーソンのためのメンタリングの教科書として、物語形式で、メンタリング成功に必要な6つの鍵やコーチングとの違い、組織への導入の秘訣などを解説する。主人公は仕事に意欲を持てない若き営業担当ジョシュと、忙しすぎてかつての充実感を味わえずにいる大手企業の営業部長ダイアンというふたりの人物だ。

 本書でいうメンタリングの6つの鍵とは、Mission、Engagement、Network、Trust、Opportunity、Review and Renewalである。それぞれの頭文字をとると「MENTOR」となるが、ここにメンタリングの秘訣が凝縮されているのだ。全世界累計 2,000万部以上読まれる『1分間シリーズ』の最新刊として、実践しやすく効果的な、間違いのない一冊だ。ぜひご一読いただきたい。

著者:ケン・ブランチャード(Ken Blanchard)
 世界的に著名なリーダーシップの専門家。ベストセラー『新1分間マネジャー』(ダイヤモンド社)などの〈1分間〉シリーズのほか、共著書 60点が 40言語に翻訳されている。総発行部数は 2,100万部を超え、2005年に歴代アマゾン売上 25位の著者としてアマゾン殿堂入りを果たした。数多くのリーダーシップに関する賞を受賞。妻のマージーとケン・ブランチャード社を創業し、国際的な経営コンサルティング・研修を展開している。
 公式サイトはwww.kenblanchardbooks.com、ツイッターのアカウントは@kenblanchard。

著者:クレア・ディアス=オーティス(Claire Diaz-Ortiz)
 作家、講演家。米ファスト・カンパニー誌の「ビジネス界で最も創造的な 100人」の一人にも選出されている。創業期のツイッター社でソーシャルイノベーション&フィランソロピー部門の責任者を務めた。『社会を動かす、世界を変える―社会貢献したい人のためのツイッターの上手な活用法』(CCCメディアハウス)をはじめ 7作を上梓。エイズで両親を失ったケニアの子どもたちを支援する非営利団体ホープ・ランズの共同創設者でもある。
 公式サイトはwww.ClaireDiazOrtiz.com、ツイッターのアカウントは@claire

翻訳:田辺 希久子(Tanabe Kikuko)
 東京教育大学卒業。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修士課程修了。翻訳家。主な訳書にジョエル・ピーターソン/デイビッド・A・カプラン『信頼の原則 最高の組織をつくる 10のルール』、ケン・ブランチャード/パトリシア・ジガーミ/ドリア・ジガーミ『新1分間リーダーシップどんな部下にも通用する4つの方法』(以上ダイヤモンド社)など。

第1章 メンターはどうやって見つける?
 1.メンターのいない人生には、羅針盤も地図もない
 2.道を尋ねる
 3.私がメンターに?
 4.メンター探し
 5.最初の出会い
第2章 メンタリングの6つの鍵
 1.第1の鍵「ミッションを定める」
 2.第2の鍵「絆を深める」
 3.自分を見つめ直す
 4.誠実な関係を築く
 5.第3の鍵「人脈を広げる」
 6.第4の鍵「信頼を築く」
 7.人脈を育て、深める
 8.第5の鍵「チャンスをわかち合う」
 9.第6の鍵「振り返り、新たにする」
 10.今度はあなたがメンターになる番
第3章 さあ、実践してみよう
 1.MENTORモデル
 2.組織におけるメンター制度導入のヒント
 3.コーチングとメンタリングの違い

要約ダイジェスト

メンターはどうやって見つける?

 ビジネスの世界で輝かしい実績をあげた著名人たちを見ると、メンターを見つけることが成功の大きな鍵だと気づいた人々、あるいは自身がメンターになることで偉大なリーダーに成長した人々ばかりだ。

 メンタリングには、新人教育、同僚同士、大人と子ども、世代の異なる同士(異世代間)などさまざまな形があるが、いずれの場合もあなた自身の人生をよい方向に変えるだけでなく、相手の人生をも変えることができる。古い仏教の教えにも「誰かのために灯火をともせば、自分自身の足元も照らされる」というものがある。

 助けを求める意思を持つことが、メンタリングの重要な第一歩だ。メンターは、必ずしもあなたの目指す分野の人でなくてもよい。かつての上司、大学の同窓生、先生、教授、隣人、友人、家族、会社の制度を通して、あるいは業界団体、ボランティア団体、オンラインのメンター紹介機関なども利用しよう。

 メンターを探している人は勇気を持つことだ。メンターを依頼してうまくいかなくても、失うものは何もない。たとえ断られたとしても、メンターがいない元の状態に戻るだけなのだから。メンター/メンティー候補との第1回ミーティングでは、方法論より個人的な側面を優先しよう。ふたりの価値や性格は合致しているだろうか。話が尽きないと感じるだろうか。

メンタリングの6つの鍵

第1の鍵「ミッションを定める」(Mission)

 人間関係がうまくいくには、明確な“ミッション・ステートメントづくり”が出発点になる。そもそも何を目指すのかわからなければ、決してそこにはたどり着けないからだ。成功するメンタリングも、

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