- 本書の概要
- 著者プロフィール
夢をかなえるためには、「何かを犠牲にしたり、多くの苦労をして頑張るべきだ」と言われることも多い。しかし実際には、そういう成功者もいる一方で、楽をして成功している人もいる。著者によるとこの2つの道は自分で選ぶことができ、すべては自分のマインドセットや、行動にかかっている。本書では楽しみながら成功する鍵となるセルフイメージの高め方や、お金の使い方、人間関係のつくり方などを、現代社会ですぐに実践できる形で解説する。
著者は富裕層向けビジネスで彼らの生き方から学びながら成功を収めた後、100社以上の上場企業の大株主で日本一の個人投資家と呼ばれた竹田和平氏に弟子入りし、その帝王学を学んだ人物。ユーモアを交えた軽妙な文章で読みやすくまとまっているが、その内容は実例も多く本質的だ。目標に向けた行動力を得たい方、夢に対する先入観を取り除きたい方など、多くの方にご一読いただきたい。
1973年1月生まれ。1996年にオーストラリア大陸を自転車で横断したり、バックパッカースタイルで世界を周る。その時、オーストラリアで多くの人がインターネットに触れていることに刺激を受ける。帰国後、父のゴルフ会員権売買業を手伝う。お客様のアドバイスをベースに、2年かけてホームページを立ち上げ年商10億円を超える。富裕層のお客様から、愛されるビジネスの構築だけでなく、家族との幸せな時間を大切にするために、自由なプライベートの時間を確保する秘訣も教わる。
当時はインターネットが普及し始めた2000年だったので、ネットマーケティングのパイオニアと呼ばれ、コンサルや講演依頼が多く来るようになるが、自分の時間を大切にしたく、講演よりも多くの人に届けられるブログや公式ホームページ等を通して情報を配信し始める。配信する内容は「お客様から愛されながら会社を発展させる」ことだけでなく「忙しい経営者がどうやって自由なプライベートの時間を確保し家族と楽しめるか」という自由なライフスタイルを提唱している。
2007年、日本一の個人投資家・竹田和平氏から後継者としての打診を受け、和平哲学の素晴らしさに感銘を受け、気が付いたら500泊寝食をともにし、多くの帝王学を学ぶ。夢は多くの旦那(与えられる人)を育てること。
第1章 鳥肌は、夢が叶う足音だ
第2章 カッコよく使えば、お金はどんどん入ってくる
第3章 胴上げしてもらって、仕事も人生もうまくいく
第4章 自分本位でも、人とつながる
要約ダイジェスト
セルフイメージを高めることが夢をかなえる最初の鍵
夢をかなえたいなら、まず大切なのは心構え、マインドセットだ。それはつまり「楽しく」ということだ。ワクワクして、「これ、やりたいな」と思ってそっちの方向に向かうから、「やりたかったこと」「楽しさ」に行き着くのであって、「こんなんじゃダメだ」「まだ足りない」と自分にムチ打ってたどりつくのは、「こんなんじゃダメだ」「まだ足りない」という世界なのだ。
「そんなにうまいこと行くはずがない」と思ったかもしれないが、それがあなたのセルフイメージだ。人はみな、自分のセルフイメージ通りの人生を送っており、いまのあなたはセルフイメージ通りのあなたなのだ。もし「こんな人生送りたくない」と思っているのなら、いまのセルフイメージを書き換えないといけない。本当はどんな自分になりたいのか、どんな人生を送りたいのか、その自分像をしっかり自分に落としこんでほしい。
セルフイメージを高めるときには、「ない」にフォーカスするのではなく「ある」にフォーカスすることが大切だ。多くの人は大きな夢を持つほど、「自分は持っていない」と凹んでしまいがちだが、この「凹んでいる自分」にフォーカスするほど「凹み」は深くなる。逆に、「ある」に意識を注ぐと、「ある」前提で夢がかなうのだ。夢がかなわないときは、渇望感や欠乏感に支配されている。すると、「ない」前提で世界が作られてしまうのだ。
だから、いまの人生を変えてラクにはしゃぎながら夢がかなう人生を送りたいなら、