『大前研一ビジネスジャーナル No.14』(企業の「稼ぐ力」をいかに高めるか~生産性を高める8の論点/変化する消費行動を追え~)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
『大前研一ビジネスジャーナル』シリーズは、大前研一氏が、グローバルなビジネストレンドや旬のビジネスモデルを経営者限定セミナーで解説した内容を、誌上で再現するものだ。本書はその第 14弾として、「企業の稼ぐ力をいかに高めるか」をテーマに、まず生産性を高める経営手法、そして変化しつつある消費者像をとらえる方法を、世界中の事例やデータとともに徹底解説している。

 企業の稼ぐ力、つまり収益力を高めるには、高い付加価値を提供して単価アップ、売上アップを目指すとともに、企業努力によるコスト削減の取り組みが必須だ。また、今後の人口減社会に向けて生産性向上は日本企業の喫緊の課題となっている。本号では、特に世界的に見ても極めて低いという日本企業の間接業務(管理業務などの売上に直結しない業務)、間接人員の生産性向上に向けた考え方、施策を掘り下げている。

 また、同時収録の「変化する消費行動を追え」では、越境EC/インバウンド/ラグジュアリー消費といった新時代の消費者の消費行動に迫っている。データの裏付けや切れ味鋭い分析ながら次々と解説される事例や戦略は、業種や企業規模を問わず、既存事業の変革や新規事業開発のための強力なヒントとなるはずだ。

著者:大前研一(オオマエ ケンイチ)
 株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長/ビジネス・ブレークスルー大学学長。1943年福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号、マサチューセツ工科大学(MIT)大学院原子力工学科で博士号を取得。日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年に経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社後、本社ディレクター、日本支社長、常務会メンバー、アジア太平洋地区会長を歴任し、1994年に退社。以後も世界の大企業、国家レベルのアドバイザーとして活躍するかたわら、グローバルな視点と大胆な発想による活発な提言を続けている。
 現在、株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長及びビジネス・ブレークスルー大学大学院学長(2005年4月に本邦初の遠隔教育法によるMBAプログラムとして開講)。2010年4月にはビジネス・ブレークスルー大学が開校、学長に就任。日本の将来を担う人材の育成に力を注いでいる。
はじめに
<Seminar 1>生産性を高める経営~「稼ぐ力」を高めるための8の論点~
Introduction
Chapter 1 低下する日本企業の「稼ぐ力」
Chapter 2 いかにして企業の「稼ぐ力」を高めるか?
<Seminar 2>変化する消費行動を追え~消費者をどう見つけ、捉えるか~
Introduction
Chapter 1 消費は低迷していない?日本の消費の今
Chapter 2 膨張するスマホ経済。デジタルライフ消費とは
Chapter 3【新時代の消費者①】越境ECに見出すEC市場の可能性
Chapter 4【新時代の消費者②】インバウンドで考えられる新展開
Chapter 5【新時代の消費者③】ラグジュアリー消費の需要~新時代の消費者を掴むために

要約ダイジェスト

低下する日本企業の「稼ぐ力」

 従業員の生産性を高める、ひいては「稼ぐ力」を高めるためにどうしたらよいのか。結論をまず一言で言えば、「間接人員(管理業務など、売上に直結しない業務を担当する人員)の生産性を高めるべし」に集約される。

 日本企業の間接人員の生産性の低さは世界的に見ても際立っている。直接人員(製造・販売といった売上に直結する業務を担当する人員)の生産性向上に関しては、1970年代から80年代にかけて日本は非常に注力してきたので、米国と比べて全く遜色ないレベルになっている。

 ところが、

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