『世界のエリートは10冊しか本を読まない』
(鳩山玲人/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
「本を読むのが遅い」「積ん読になってしまう」といった悩みを持つビジネスパーソンは多い。そのため、速読、多読などの読書術も注目を集めているが、実はそこで考えなくてはいけないのは、そもそも「何のために本を読むのか」だ。ハーバード・ビジネススクールに学び、サンリオのコンテンツビジネスの急成長を担い、LINE、DeNAなどの社外取締役も務めた著者が語る読書術は、あくまでもビジネス上の「課題解決」のためのものだ。

 つまり、課題解決さえできれば、速読術や多読術も必要ないし、極論すれば、積ん読になっている、今の自分の課題と関係がない本は捨ててしまってもよいのだ。そんな著者が提唱する「10冊読書術」はシンプルだ。今読むべき本を10冊に絞り、手元やデスクに置いて、“必要な部分”を“必要なとき”に読むのである。
 
 著者は、ハーバードの学生たちが、分厚いビジネス書を日夜読み込んでいるイメージと裏腹に、実はほとんど本を読んでいないことからこの読書術にたどり着いたという。本書では、自分に適した本を選ぶための基準や、著者が実際に結果につなげた本とその読み方なども紹介し、この合理的かつ究極の読書術を徹底解説。読書の効用を人一倍理解し、結果を出してきた著者だからこそ書けた、多忙な現代のビジネスパーソン必読の一冊。

著者:鳩山玲人(ハトヤマ レヒト)
 1974年生まれ。鳩山総合研究所代表取締役。スタンフォード大学客員研究員。元サンリオ常務取締役。青山学院大学を卒業後、三菱商事に入社、エイベツクスやローソンでエンタテインメント事業に従事。2008年にハーバード・ビジネススクールでMBA取得、同年、サンリオ入社。サンリオで海外事業を拡大し、サンリオメディア&ピクチャーズ・エンターテインメントのCEOとして映画制作にも従事し、2016年6月に退任。DeNA、LINE、ピジョン、トランスコスモスの社外取蹄役を歴任。
 現在、シリコンバレーのベンチャーキャピタルであるSOZO VENTURESのベンチヤーパートナーや、Youtuberを束ねるUUUMのアドバイザーも勤めている。米経済紙「Business Insider」より、Facebookのシェリル・サンドパーグや政治家のミット・ロムニーらと並んで「ハーバード・ビジネススクールの最も成功した卒業生31人」にも選出。シリコンバレーにあるベンチャーキャピタリストの核にある先鋭組織Kauffman Fellowsメンバー。
 著書に『桁外れの結果を出す人は、人が見ていないところで何をしているのか』(幻冬舎)、『ブロックバスター戦略』(監訳・解説/東洋経済新報社)、『世界の壁は高くない』(廣済堂出版)、『世界のエリートがやっているどこでも通用する実力がつく仕事筋トレーニング』(サンマーク出版)。
第1章 あなたの読書はなぜ結果に直結しないのか?
第2章 「最強の10冊」をいかに選び、使うのか
第3章 桁外れの結果を出す!非常識な本の使い方
第4章 私ならこう読む!ビジネス名著の読み方〈実践編〉
巻末特典 本書内で紹介した最強の本リスト

要約ダイジェスト

ハーバード・ビジネススクールのエリートは、本を読まない

 私が、ハーバード・ビジネススクール(以下HBS)に留学したのは、2006年のことで、マネジメントやファイナンスに関する知識を身につけるためだった。HBSの勉強はとても厳しいことで有名で、毎年必ず、成績下位数パーセントが強制的に退学を余儀なくされる。私は危機感から、入学前にHBSの有名教授たちが書いた本の日本語版をごっそり購入して留学に望んだ。

 しかし結局、これらの本を留学時代に読むことは、ほぼなかった。なぜなら、世界のエリートが集まるハーバードでは、皆、本をほとんど読んでいなかったからだ。HBSの授業の特徴は、ケース・メソッド、つまり事例研究にある。彼らが本を読まない理由のひとつは、

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