- 本書の概要
- 著者プロフィール
多動力とは、著者堀江貴文氏の定義では、いくつもの肩書を持ち、いくつもの仕事を同時にこなす力である。本書では、「まずは一つのことにサルのようにハマる」「やらないことを明確にする」「自分の分身に仕事をさせる」「1晩で10件以上ハシゴする」など、自分の殻を打ち破り、多動力を身に付けるための考え方、テクニックがいくつも示されている。そしてそれぞれが著者の本音のメッセージであり、檄文のように熱い。
本質的かつ合理的な発言から、物議をかもすことも多い著者だが、それすらもビジネスの肥やしにし、実際に興味が赴くままあらゆるジャンルの仕事をかけ持つ堀江氏ならではの内容だ。仕事に行き詰まりや限界を感じている方はぜひご一読いただきたい。自分がいかに社会の同調圧力や価値観に縛られているかがわかり、大きく視野を広げることができるだろう。
1972年、福岡県生まれ。SNS media&consulting株式会社ファウンダー。現在は宇宙ロケット開発や、スマホアプリ「TERIYAKI」「755」「マンガ新聞」のプロデュースを手掛けるなど幅広く活動を展開。有料メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」の読者は1万数千人の規模に。2014年8月には会員制のコミュニケーションサロン「堀江貴文イノベーション大学校」をスタートした。
第2章 バカ真面目の洗脳を解け
第3章 サルのようにハマり、鳩のように飽きよ
第4章 「自分の時間」を取り戻そう
第5章 自分の分身に働かせる裏技
第6章 世界最速仕事術
第7章 最強メンタルの育て方
第8章 人生に目的なんていらない
要約ダイジェスト
一つの仕事をコツコツとやる時代は終わった
「多動力」とは、いくつもの異なることを同時にこなす力のことだ。ありとあらゆる「モノ」がインターネットにつながり、あらゆる産業のタテの壁が溶けていく時代に求められるのは、各業界を軽やかに越えていく「越境者」だ。そして「越境者」に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる「多動力」なのだ。
僕のある1週間を適当に書き出してみると、業界の壁などなく、すべてがごちゃ混ぜ状態だ。しかし、だからこそ、それぞれが掛け算になって、まったく新しいサービスやプロダクトを次から次へと生み出せるのだ。
元リクルートの藤原和博さんによれば、まず、