『江部康二の糖質制限革命』
(江部康二/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 炭水化物抜きダイエットが注目され、外食産業などでも「糖質制限」メニューが登場するなど、「糖質制限」市場が拡大している。本書は10年以上前から糖質制限の有用性を唱えてきた第一人者である医師・江部康二氏が、糖尿病、肥満、高血圧などの生活習慣病やがん、アレルギーやアルツハイマー病まで、様々な予防効果が期待できるという「糖質制限食」の効果や「ケトン体」など最新動向も網羅した最新の知見をまとめた一冊だ。

 本書でいう、近年様々な研究でその有用性が証明された「糖質制限食」とは、元々糖尿病に対する食事療法に端を発する。具体的には、ご飯やパン、麺類などのいわゆる「主食」による糖質摂取を控え、その分をタンパク質と脂質で補い、必要なカロリーや必須栄養素などは確保するものだ。穀物食が広がったのは約 1万年前と、人類の歴史においては比較的最近であり、糖質制限食は、それ以前の約 700万年続いた人類本来の食生活を目指すものとも言える。

 健康管理はビジネスパーソンの基本である。健康や食に興味関心がある方はもちろん、「疲れがとれない」「最近体重が増えてきた」といった悩みをお持ちの方はぜひご一読頂きたい。さらに、著者は正しい糖質制限の普及は健康寿命の伸長にも大きく寄与し、数兆円単位の医療費が削減できると試算する。その意味で医療や食産業関係者も興味深く読める一冊となっている。

著者:江部 康二(エベ コウジ)
 医師。一般財団法人高雄病院理事長。一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長。1950年生まれ。京都大学医学部卒業。1978年から医局長として高雄病院勤務。2000年に理事長に就任。2001年から糖尿病治療の研究に本格的に取り組み、肥満・メタボリック症候群・糖尿病克服などに画期的な効果がある「糖質制限食」の体系を確立。
 2005年に『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』で糖質制限食を初めて全国に紹介し、大反響を巻き起こした。以後、元祖・糖質制限のカリスマ医師として活躍。糖尿病関係ではもっとも閲覧者の多い人気ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」を運営中。低糖質食品・メニューの指導・監修にもあたっている。
序 章 糖質制限のインパクト
第1章 正しい糖質制限食が医療費を削減する
第2章 糖質制限食の正しい知識① 糖尿病など生活習慣病の治療と予防
第3章 糖質制限食の正しい知識② がん、心疾患、肺炎、脳血管疾患の予防効果
第4章 糖質制限食の正しい知識③ 栄養常識の変化
第5章 正しい知識で糖質制限食への誤解を解く
第6章 糖質制限食で社会は大きく変わる

要約ダイジェスト

人の身体は糖質制限で生きるように出来ている

 糖質制限食は予防医学の切り札となる。なぜなら、今の社会で増えている生活習慣病のほとんどが、糖質のとりすぎによって起こるからだ。

 本来、糖質制限食は人間にとって健康食である。人類誕生は約 700万年前といわれ、それから 1万年前までは狩猟採集時代が続いていた。この 700万年間の人類の食事内容については、

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