- 本書の概要
- 著者プロフィール
『大前研一ビジネスジャーナル』シリーズは、経営者限定セミナーにおいて、大前研一氏がグローバルなビジネストレンドや旬のビジネスモデルを解説した貴重なコンテンツを誌上で再現したものだ。本書はその第 13弾として、「デジタル・ディスラプション時代の企業経営」と題し、テクノロジーによって既存業界を破壊する「デジタル・ディスラプション」を踏まえた経営戦略と最新の事例を特集している。
デジタル・ディスラプションはあらゆる業界・業種に起こり得るが、その代表例として、タクシー業界に大打撃を与え、今や世界的自動車メーカーに匹敵する時価総額を誇る Uberが挙げられる。ただし、中国や日本では対抗するサービスの存在などにより、Uberはそれほど猛威を振るっていない。本書ではこのようにデジタル・ディスラプションを起こす側、起こされた側の両面から、デジタル・ディスラプションの本質を探り、有効な戦略を解説する。
また、同時収録の「拡張するシリコンバレーのイノベーション」では、世界の「イノベーション発信地」としての役割を担い続けてきた米国シリコンバレーの最新のベンチャー事情を詳しく解説。現在巨額の投資マネーが流入する「ライフサイエンス」「モビリティ・都市」「環境・エネルギー」「宇宙開発」などの投資トレンドから、新規事業開発や既存事業の競争力強化のヒントが多数得られる内容となっている。
著者:大前研一(オオマエ ケンイチ)
株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長/ビジネス・ブレークスルー大学学長。1943年福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号、マサチューセツ工科大学(MIT)大学院原子力工学科で博士号を取得。日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年に経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社後、本社ディレクター、日本支社長、常務会メンバー、アジア太平洋地区会長を歴任し、1994年に退社。以後も世界の大企業、国家レベルのアドバイザーとして活躍するかたわら、グローバルな視点と大胆な発想による活発な提言を続けている。
現在、株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長及びビジネス・ブレークスルー大学大学院学長(2005年4月に本邦初の遠隔教育法によるMBAプログラムとして開講)。2010年4月にはビジネス・ブレークスルー大学が開校、学長に就任。日本の将来を担う人材の育成に力を注いでいる。
株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長/ビジネス・ブレークスルー大学学長。1943年福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号、マサチューセツ工科大学(MIT)大学院原子力工学科で博士号を取得。日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年に経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社後、本社ディレクター、日本支社長、常務会メンバー、アジア太平洋地区会長を歴任し、1994年に退社。以後も世界の大企業、国家レベルのアドバイザーとして活躍するかたわら、グローバルな視点と大胆な発想による活発な提言を続けている。
現在、株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長及びビジネス・ブレークスルー大学大学院学長(2005年4月に本邦初の遠隔教育法によるMBAプログラムとして開講)。2010年4月にはビジネス・ブレークスルー大学が開校、学長に就任。日本の将来を担う人材の育成に力を注いでいる。
1.Interview:自ら学習を組み立て、自分の人生を設計せよ! デジタル・ディスラプション時代に求められる人材とは
2.Seminar 1:デジタル・ディスラプション時代の企業経営
3.Seminar 2:拡張するシリコンバレーのイノベーション
2.Seminar 1:デジタル・ディスラプション時代の企業経営
3.Seminar 2:拡張するシリコンバレーのイノベーション
要約ダイジェスト
デジタル・ディスラプションとは何か?
デジタル・ディスラプションとは、低コストの ITツールやテクノロジーを活用し、新たなビジネスモデルを用いて商品・サービスを提供し、旧来型の産業・業界に創造的破壊を起こすことだ。このようなことを行う企業はデジタル・ディスラプターと呼ばれている。
デジタル・ディスラプションは世界でほぼ同時に生じ、進行していくのが大きな特徴だ。今までの企業の世界展開の戦略は、
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