『カルロス・ゴーンの経営論』
(公益財団法人日産財団/監修)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 ビジネス環境の不確実性と変化のスピードが強まるなか、多くの人がリーダーシップを発揮しなければならない場面が増えている。だが、日常業務に忙殺され、リーダーシップについてじっくり学べる機会は多くない。そうした時に頼もしい指針となる一冊が、日産自動車を V字回復に導いた名経営者カルロス・ゴーン氏が、リーダーは何を考え、どう行動すべきかを具体的に説いた本書『カルロス・ゴーンの経営論』だ。

 本書の内容は、実際の企業幹部育成プログラムにおけるゴーン氏と受講生らの対話を再構成した実践的なもので、各章で経営学的観点からの的確な解説も付されている。日産自動車副会長の志賀俊之氏が、ゴーン氏のリーダーシップの本質を、「思慮深くかつ大胆な意思決定」「背後には常に本質と大義がある」「ベーシックな経営手法」の 3つだと本書で評している通り、一読すればゴーン氏の言葉の端々から、それらの要素を学びとることができるはずだ。

 普遍的かつ一つ一つに実感が込められたゴーン氏のアドバイスは、あるべきリーダー像やリーダーシップだけでなく、モチベーション維持、後継者育成など多岐にわたる。すでにリーダーとして活躍している方はもちろん、これから経営者・マネジャー層を目指す方にも、迷ったときに立ち返ることのできる一冊としてぜひご一読いただきたい。

監修:公益財団法人日産財団
 1974年、財団法人日産科学振興財団として日産自動車により設立。2011年、公益財団法人への移行を契機に、名称を公益財団法人日産財団に変更。人材育成を活動の軸として社会貢献活動を行っている。

編著:太田 正孝(オオタ マサタカ)
 早稲田大学商学学術院教授。博士(商学)。早稲田大学商学部卒。同大学院商学研究科博士後期課程単位取得満期退学。同大学院商学研究科長、早稲田大学常任理事、MIT客員研究員、IMD客員教授、英ケンブリッジ大学客員研究員等を歴任。

編著:池上 重輔(イケガミ ジュウスケ)
 早稲田大学商学学術院准教授。博士(経営学)。早稲田大学商学部卒。英ケンブリッジ大学経営大学院経営学修士、英シェフィールド大学大学院国際政治経済学修士ほか。BCG、ソフトバンク、ニッセイ・キャピタルなどを経て、現職。

Ⅰ 国境を越え、世界を、未来を見つめる
Ⅱ リーダーは完璧であるべきなのか?
Ⅲ 目的地を示す
Ⅳ 既成概念を疑い、異文化を取り込み、組織を活性化する
Ⅴ ミドルマネジャーのリーダーシップと後継育成
Ⅵ カルロス・ゴーンは日産の何を変えたのか
Ⅶ レジリエント・リーダーシップ

要約ダイジェスト

リーダーとして周囲から認められるためには、何が必要か。

 リーダーであるには、まず、人々と心を通い合わせる必要がある。人とのつながりのなかで、「この人は興味深い」と魅力を感じさせることが大切だ。そして、もう 1つはやはり結果を出せるかどうかにかかっている。たとえ厳しい状況であっても、能力をもって良い結果を出せているかどうか。「あいつは良い結果を出している」と周囲の人達から認められれば、

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