『チームの力で社員は伸びる!』
(澤井雅明/著)

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  • 著者プロフィール
  • 目次
 企業における人材育成には、研修やOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)、日々のマネジメントなど、様々な手法がある。だが同時に、これらの手法には、座学と実務との隔たり、プレイングマネジャーの増加やグローバル化などによる OJT指導人材の不足など、様々な課題も存在している。そうした中で注目され、欧米のビジネススクールなどでも導入されている人材トレーニング手法が、「アクションラーニング」だ。

 アクションラーニングとは、簡単に言えば、企業で現実に起こっている問題をテーマにして、小チームで解決策を考え、実際の解決策立案を行う手法だ。本書ではそれをさらに進化させ、解決策の実行と振り返りのプロセスを重視した「アクションラーニング 3.0」を提唱、組織の問題解決能力と実行力を同時に育成する手法を解説する。

 著者は日立製作所から日立総合経営研修所に異動し、日立グループ社員向けトレーニングの企画立案や講師として活躍する人物。トレーニングと実務を融合させるアクションラーニングは、受講者のみならず、研修担当者やや幹部社員、経営者にとっても刺激を与え、組織全体を活性化させることにつながる。経営者や人事担当者はもちろん、管理職や若手リーダー、新規プロジェクト推進者にとっても多くの示唆があるはずだ。

著者:澤井 雅明(サワイ マサアキ)
 1967年、広島市生まれ。1991年、立命館大学経済学部を卒業後、株式会社日立製作所に入社。2007年、株式会社日立総合経営研修所に異動。日立グループの社員向けトレーニングの企画立案、戦略・マーケティング論の講師を担当し、現在に至る。また会社に勤務しながら、戦略・マーケティング論の研究を続け、2000年、山口大学大学院経済学研究科修士課程修了、2008年、広島大学大学院社会科学研究科博士課程後期単位取得満期退学。2001年、山口大学経済学部非常勤講師を兼任。所属学会は、日本経営学会、日本マネジメント学会、日本経営診断学会など。
 主著に『経営教育の新機軸』(共著、学文社)、『早く伸びる人のトレーニングという習慣 -知の高速学習社会-』(文芸社)など。その他、学会論文、雑誌寄稿、講演等多数。
序章 なぜアクションラーニングは問題解決に効果的なのか
1章 アクションラーニングとは
2章 アクションラーニングのフレームワーク
3章 問題解決のプロセス
4章 ビジョン策定と問題解決策立案
5章 人材の育成
6章 アクションラーニングによるイノベーション
7章 現状のアクションラーニングの問題
8章 アクションラーニングは永遠に回り続ける

要約ダイジェスト

アクションラーニングは実践の中での学習

 経営は人を持って成すものであり、人材育成はまさに事業戦略だ。人材育成という事業戦略を推し進めるためにアクションラーニングはある。アクションラーニングとは、業務上の問題をテーマにして解決策を考え、実際の行動とその振り返りを通じて、社員や組織を育成するトレーニング形態である。

 本書ではその進化形である「アクションラーニング 3.0」を提起していく。原型であるアクションラーニング 1.0は、

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