『アフリカで超人気の日本企業』
(山川博功/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 アフリカなどの新興国でビジネスを展開し、年商 500億円もの規模を持つ日本企業をご存じだろうか。それが著者の山川博功氏が代表を務める「ビィ・フォアード」だ。同社は中古車輸出事業を中心に、アフリカで最も有名な日本企業となっているという。その認知度はフェイスブックやグーグルといった世界的 IT企業と肩を並べるほどだ。

 日常的に賄賂が横行するなど商習慣が未成熟なアフリカに、本格的に乗り出す日本企業はまだ少ない。その中でビィ・フォアードはどうやってビジネスを急成長させたのか。本書では、著者が手痛い失敗を重ねながらも体得したアフリカビジネスの特徴や成功の秘訣から仕事術まで、豊富な実体験とともに語られている。

 日本企業は海外展開というと中国や東南アジアに目を向けることが多いが、それらの地域は近いうちに人口増のピークを迎える。その点アフリカは、この先数十年間、人口が増え続ける見通しであるため、市場に打って出るには今が旬の時期だという。

 本書はアフリカをはじめとする新興国ビジネスを検討している方の必読書であることは間違いないが、そうでない方でも、皿洗いのアルバイトから宝石商、新車・中古車ディーラーなど様々な職種を経験し、独立後は 10年足らずで 会社を急成長させた経営手腕とパワフルな生き方に学ぶところは多いはずだ。ぜひご一読いただきたい。

著者:山川 博功(ヤマカワ ヒロノリ)
 1971年福岡県出身。株式会社ビィ・フォアード代表取締役。株式会社ワイズ山川代表取締役。1993年明治大学文学部卒業後、東京日産自動車販売株式会社入社。1996年に退社し、転職を繰り返した後、1997年中古自動車買取業の株式会社カーワイズ入社。
 1999年にグループ内で独立し、有限会社ワイズ山川を設立。2002年より中古自動車輸出を開始、2004年に中古自動車輸出部門を分社化、株式会社ビィ・フォアードを設立。著書に『グーグルを驚愕させた日本人の知らないニッポン企業』(講談社)。
序章 アフリカでトヨタより有名な日本企業
1章 最初は普通のサラリーマンだった
2章 独立して20代で社長になった
3章 ビィ・フォアード流アフリカビジネスの成功法則
4章 500億円企業はこうして誕生した
5章 日本一の世界企業を目指して―これからのビィ・フォアード

要約ダイジェスト

アフリカでトヨタより有名な日本企業

 ある日、グーグル・ジャパンから 1本のメールが届いた。「米国本社から副社長が来日します。つきましては、御社のオフィスに一度、伺ってみたいとのことですが、ご都合はいかがでしょうか」という趣旨のオファーだった。調布からアフリカに向けて、多額の費用を掛けて宣伝を行っているビィ・フォアードとは何者なのだ、ということで興味を持ったらしい。

 その頃、すでにビィ・フォアードは、アフリカの大地に根を張り巡らせており、

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