- 本書の概要
- 著者プロフィール
多くの中小・ベンチャー企業に共通する悩みに、ヒト・モノ・カネといった経営リソースの不足がある。その一方で、売り上げ規模の維持や経営者の肝いりだからといって、少ないリソースを多くの事業や商品などに分散させてしまっている企業もまた多い。こうした状況を打破し、現状維持ではなく、2桁、3桁増で成長する企業は何が違うのだろうか。
様々な企業で販路開拓、新規事業コンサルティングを成功させてきた著者は、そのポイントを、①決断と断捨離、②商材価値と事業展開スピードのアップ(加速経営の方程式 E=MS²)、③社長の品質管理、というステップで明らかにする。これはいわば中小企業版の「選択と集中」であり、まず身軽な経営体質をつくり、経営資源を勝てる事業に集中、最後に中小企業の原動力である社長自身の成長を目指すものだ。
例えば、中小企業の場合、今後の成長があまり見込めない事業を捨てることは簡単そうでなかなかできない。現状ある程度のキャッシュが入ってきているからだ。しかし、著者はそれこそが本業の成長に蓋をしてしまっている原因だと説き、本書では意識改革から具体的な手法までを解説する。中小・ベンチャー企業経営者はもちろん、大企業のマネジャークラスの方も、自組織の現状打破のヒントが得られる実践のための一冊である。
著者:原田将司(ハラダ ショウジ)
1972年兵庫県芦屋市生まれ。リソースアクティベーション株式会社(経営コンサルティング)、株式会社ことぷろ(IoT開発)両社の代表取締役。中京大学経営学部経営学科を卒業後、証券会社入社。営業でトップ成績を経験した後に渡米。米国ニューヨーク市立大学へ通いながら空手道場を経営。社会貢献活動では、ガーディアン・エンジェルス世界本部の格闘技アカデミーで格闘技指導教官を務める。帰国後ベンチャー企業向け営業支援事業を立ち上げ、数々の新規事業立ち上げを成功に導く。
2006 年経営コンサルティングの「リソースアクティベーション株式会社」を設立。「経営資源の再起動。」をコンセプトとし、多くの販路開拓・新規事業プロジェクトを成功させている。支援先の事業承継(M&A)にも積極的に貢献し、2016年「株式会社ことぷろ」を事業承継、代表取締役に就任。後継者不足に悩む事業会社を直接承継し、経営実務を担うビジネスモデル構築に挑戦中。
1972年兵庫県芦屋市生まれ。リソースアクティベーション株式会社(経営コンサルティング)、株式会社ことぷろ(IoT開発)両社の代表取締役。中京大学経営学部経営学科を卒業後、証券会社入社。営業でトップ成績を経験した後に渡米。米国ニューヨーク市立大学へ通いながら空手道場を経営。社会貢献活動では、ガーディアン・エンジェルス世界本部の格闘技アカデミーで格闘技指導教官を務める。帰国後ベンチャー企業向け営業支援事業を立ち上げ、数々の新規事業立ち上げを成功に導く。
2006 年経営コンサルティングの「リソースアクティベーション株式会社」を設立。「経営資源の再起動。」をコンセプトとし、多くの販路開拓・新規事業プロジェクトを成功させている。支援先の事業承継(M&A)にも積極的に貢献し、2016年「株式会社ことぷろ」を事業承継、代表取締役に就任。後継者不足に悩む事業会社を直接承継し、経営実務を担うビジネスモデル構築に挑戦中。
はじめに
プロローグ
第1部 スモールカンパニーの経営を最小化する「決! 断捨離」
第2部 スモールカンパニーの加速経営
第3部 スモールカンパニーにおける「社長」の品質管理
おわりに
プロローグ
第1部 スモールカンパニーの経営を最小化する「決! 断捨離」
第2部 スモールカンパニーの加速経営
第3部 スモールカンパニーにおける「社長」の品質管理
おわりに
要約ダイジェスト
スモールカンパニーの経営を最小化する「決!断捨離」
はじめに「決断」あり
経営資源が乏しいスモールカンパニーに必要なのは“小さな経営”だ。やることばかり増やしていては、時間を浪費し、力を分散してしまう。加速経営の第一のテーマ「決!断捨離」は物事を“やめる”ところからはじまる。その極意は本質的に大切なことだけに集中し、余計なことは一切しないと決断することだ。
「決!断捨離」という造語は「決断」と「断捨離」を掛け合わたものだが、
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