『世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか』(ピョートル・フェリークス・グジバチ/著)

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 近年、日本でも企業の生産性向上についての議論が盛んに行われている。海外に目を転じてみると、世界トップクラスの時価総額を誇るグーグルは、生産性向上の取り組みやその生産性の高さで知られ、日本の大手企業と比べると一人当たり4倍もの差があるという。では、この差はどこから生まれるのだろうか。

 グーグルでグローバル人材教育戦略などに携わった著者のピョートル・フェリークス・グジバチ氏によれば、日本企業には「持ち帰って検討しすぎる」「分析しすぎる」「コミュケーションコストが多すぎる」という課題がある。一方のグーグルは、「世界より速く動いて成果を上げる」「10倍の成果を上げる」といった企業文化があったという。

 これまでのやり方を変化させなければ、10倍の成果を出すことはできない。本書では、そんなグーグル流の最速仕事術を、タスク管理からアイデア発想、コミュニケーションやチームビルディングまで具体的に解説している。

 今後、テクノロジーの進化や価値観の変化により、産業の突然死といった事態は、現実に起こりうる。一読すれば、AIが人間の仕事をどんどん代替していく時代では、時代の変化より速く自らを変化させることこそが、企業や個人の生き残る道だとわかるはずだ。従来型の発想や働き方、長時間労働から抜け出したい方はぜひご一読いただきたい。

著者:ピョートル・フェリクス・グジバチ(Piotr Feiks Grzywacz)
 ポーランド生まれ。ドイツ、オランダ、アメリカで暮らした後、2000年に来日。2002年よりベルリッツにてグローバルビジネスソリューション部門アジアパシフィック責任者を経て、2006年よりモルガン・スタンレーにてラーニング&ディベロップメントヴァイスプレジデント、2011年よりグーグルにて、アジアパシフィックでのピープルディベロップメント、さらに2014年からは、グローバルでのラーニング・ストラテジーに携わり、人材育成と組織開発、リーダーシップ開発などの分野で活躍。合気道も行う。
序章 「”今”やらなければ、チャンスを逃す」時代に
1章 「世界より速く動く」ための仕事術
2章 「人」を動かしやすくする仕事術
3章 本当に大事なことを「高速で学ぶ」方法
4章 つながりの濃さで「すぐやる」チームをつくる
5章 仕事で忙殺されないための「シンプル」な心のつくり方
終章 Googleだからできるのではない

要約ダイジェスト

世界より速く動くための仕事術

 仕事の生産性を決めるのは、「今」の使い方である。僕は日本に来て、「一度持ち帰ります」「後ほど」と言って先送りにするケースが多いことに驚いた。テクノロジーでできることが増えた今、ささいなことで「持ち帰って」いては時間をとるばかりだ。

 例えば、顧客との打ち合わせで、

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