『大前研一ビジネスジャーナル No.12』
(21世紀の人材戦略)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 大前研一氏が、ビジネスのグローバルトレンドや旬のビジネスモデルを経営者層向けに語る『大前研一ビジネスジャーナル』シリーズの第 12弾。本号では「21世紀の人材戦略」と題し、ボーダーレス化が進んだ経済のなかで企業がとるべき人材戦略、そしてそれを加速させるクラウドソーシング、クラウドコンピューティングなどの活用方法を特集。

 今やクラウドソーシング(オンライン上で不特定多数の人に仕事を発注するシステム)などの発達により、労働力も流動化している。これは、企業はその気になれば、世界中から優秀な人材の力を集められることを意味し、大前氏はこれを「ヒト・モノ・カネ」から人材がすべて、すなわち「ヒト・ヒト・ヒト」の時代への移行と呼ぶ。

 そうしたなか、雇用や人事制度をどう変化させていくかは、特に経済停滞、労働力不足が進む日本企業にとっては生き残りをかけた重大なテーマだ。本号ではグローバル人材、イノベーター、経営者人材の発掘・育成から、新卒採用やダイバーシティ、副業といったテーマまで語り尽くされ、経営者層やHR領域に携わる方にとっては必読の内容である。

 また本書では、「20年後に生き残る人材」をテーマとした大前氏の対談も収録され、ビジネスパーソン個人がどうキャリアを描き、成長していくべきかの指針にもなる。最新の事例からはもちろん、大前氏の深い洞察から様々なヒントを得ることができるはずだ。

著者:大前研一(オオマエ ケンイチ)
 株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長/ビジネス・ブレークスルー大学学長。1943年福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号、マサチューセツ工科大学(MIT)大学院原子力工学科で博士号を取得。日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年に経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社後、本社ディレクター、日本支社長、常務会メンバー、アジア太平洋地区会長を歴任し、1994年に退社。以後も世界の大企業、国家レベルのアドバイザーとして活躍するかたわら、グローバルな視点と大胆な発想による活発な提言を続けている。
 現在、株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長及びビジネス・ブレークスルー大学大学院学長(2005年4月に本邦初の遠隔教育法によるMBAプログラムとして開講)。2010年4月にはビジネス・ブレークスルー大学が開校、学長に就任。日本の将来を担う人材の育成に力を注いでいる。
1.Interview:ボーダレスワールドを生き抜く武器「クラウドソーシング」を使いこなせ
2.Seminar1:21世紀の人材戦略
3.Seminar2:ヒト・ヒト・ヒト時代の経営加速装置「クラウドコンピューティング」を活用せよ!
4.Seminar3:変化する者だけが生き残れる時代。あなたは20年後に生き残れる人材になれるか?

要約ダイジェスト

人材を自前で揃える必要のない時代に人をどう採りどう育てるか

スマホで引き起こされる破壊的イノベーション

 現在、日本の多くの企業は、人材戦略に関して、20世紀型のものを見直すようになってきている。その背景としては、国内市場の縮小もあるし、スマホなどのテクノロジーを使った破壊的イノベーションが起こりやすい環境が整ってきたこともある。

 例えば、配車サービスの Uberはスマホベースで始まったサービスだ。スマホというのは全世界で統一されたシステムだ。OSはアップルの iOSとグーグルの Androidがシェアを二分しているが、

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