『BCG 経営コンセプト 市場創造編』
(内田和成/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 経営を取り巻く環境は近年激変し、さらに国内市場は成熟期に入り、企業はグローバル化、デジタル化などへの対応が喫緊の課題となっている。こうしたなかで非連続な成長を続けていくための市場創造(イノベーション)について、BCG(ボストンコンサルティンググループ)の最新経営メソッドを解説したのが本書だ。

 本書では、「グローバル経営」「デジタル・ディスラプション」「ビジネスモデル・イノベーション」「シナリオプランニング」「TSR(Total Shareholder Return:株主総利回り)向上」「CEOアジェンダ」という現代の経営における重要テーマに対し、最新の成功事例を基に勝ちパターンが解説されている。

 例えば、ひとくちに新興国進出といっても、以前より成長が鈍化し、競合も増えているなか、より緻密な戦略が求められている。そこでは、①イノベーションのモデル化、②ポートフォリオマネジメント、③グローバルガバナンスが必要になるという。経営層のみならず、上記キーワードに興味関心がある方には、多数のヒントがあるはずだ。

 著者はBCG日本代表を経て、現在は早稲田大学ビジネススクール教授を務める内田和成氏。なお、こうした戦略を実現する組織への変革メソッドについては、姉妹編の『BCG 経営コンセプト 構造改革編』(菅野寛/著)に詳しい。ぜひあわせてご一読いただきたい。

著者:内田 和成(ウチダ カズナリ)
 早稲田大学ビジネススクール教授。東京大学工学部卒業。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空を経て1985年ボストン コンサルティング グループ(BCG)入社。2000年6月から2004年12月までBCG日本代表、2009年12月までシニア・アドバイザーを務める。ハイテク、情報通信サービス、自動車業界を中心に、戦略などの策定・実行を支援するプロジェクトを数多く経験。2006年には「世界で最も有力なコンサルタントのトップ25人」(米コンサルティング・マガジン)に選出された。
 2006年より早稲田大学大学院経営管理研究科(早稲田ビジネススクール)。ビジネススクールで競争戦略やリーダーシップ論を教えるほか、エグゼクティブ・プログラムでの講義や企業のリーダーシップ・トレーニングも行なう。また、キユーピー、ライオン、三井倉庫などの社外取締役も務める。著書に『仮説思考』『論点思考』(東洋経済新報社)、『異業種競争戦略』(日本経済新聞出版社)、『ゲーム・チェンジャーの競争戦略』(編著、日本経済新聞出版社)などがある。

企画・解説:ボストン コンサルティング グループ
 世界をリードするコンサルティングファームとして、政府・民間企業・非営利団体など、さまざまな業種・マーケットにおいて、カスタムメードのアプローチ、企業・市場に対する深い洞察、クライアントとの緊密な協働により、クライアントが持続的競争優位を築き、組織能力を高め、継続的に優れた業績をあげられるよう支援を行なっている。1963年、米国ボストンに創設、1966年に世界第2の拠点として東京に、2003年には名古屋に中部・関西オフィスを設立。2016年10月現在、世界48カ国に85拠点を展開している。
http://www.bcg.co.jp/

はじめに
第1章 グローバル・アドバンテージ ―新興国市場で勝ちパターンを構築、持続する
第2章 デジタル・ディスラプション ―テクノロジーを経営に取り入れる
第3章 ビジネスモデル・イノベーション ―大企業ならではの強みを活かす
第4章 シナリオプランニング ―変化適応力を高める
第5章 TSR ―株主視点からの企業価値向上戦略
第6章 CEOアジェンダ ―変革力と実行力のリーダーシップを示す
解説

要約ダイジェスト

グローバル・アドバンテージ——新興国市場で勝ちパターンを構築、持続する

「成長の変化」を注視しながら新興国市場を見る

 激変する企業環境の中で、経営者やマネジメントに近い人々が悩んでいることは、グローバル経営、デジタル化、イノベーション、リスクマネジメント、株主価値向上、といったテーマにまつわる問題である。

 成熟した国内にとどまっていては日本企業の未来はない。しかし、

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