『鬼速PDCA』
(冨田和成/著)

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  • 著者プロフィール
  • 目次
 古くから知られるフレームワーク「PDCA」は、著者に言わせれば「管理」ではなく「前進」のためのフレームワークだ。しかし、そんな「攻めの PDCA」を回せている人は実はそれほど多くない。そして、環境変化の激しい現代だからこそ、高速を超えた「鬼速(おにそく)」でPDCAを回す力は、圧倒的な成果を生み出す武器となる。

 鬼速 PDCAとは、「PLAN→DO→CHECK→ADJUST」のサイクルを、経営のビジョンから日常業務にまで適用し、回し続けることだ。そのためにはまず PDCA自体を、扱う内容の大きさで分け、さらに PLANや DOで、より細分化した作業を行うことになる。それを「鬼速」で回していくことで圧倒的な成長スピードが生まれるというわけだ。

 本書前半では PDCAに対するよくある誤解を解説し、PDCAを回すことによる効果は実務面だけでなく、モチベーションや自信にも波及していくことを説く。後半には PDCAの詳細な実行方法が解説されており、読者は自分自身の課題と照らし合わせながらじっくりと読み進めることができるはずだ。

 著者は「鬼速PDCA」を文字通り企業文化として、急成長し、フィンテック企業として注目を集める株式会社 ZUUの代表を務める人物。営業マンや経営者のみならず、すべてのビジネスパーソンが活用できる一冊である。

著者:冨田和成(トミタ カズマサ)
 株式会社ZUU 代表取締役社長 兼 CEO。神奈川県出身。一橋大学卒。大学在学中にIT分野にて起業。卒業後、野村證券にて数々の営業記録を樹立し、最年少で本社の超富裕層向けプライベートバンク部門に異動。その後、シンガポールでのビジネススクール留学を経て、タイにてASEAN地域の経営戦略を担当。
 2013年、「世界中の誰もが全力で夢に挑戦できる世界を創る」ことをミッションとして株式会社ZUUを設立。FinTech企業の一角として、月間250万人を集める金融メディア「ZUU online」や、主要なピッチコンテストでも受賞歴のある投資判断ツール「ZUU Signals」で注目を集める。これまでにシリコンバレーのベンチャーキャピタルを含む総額5.5 億円の資金調達を行なう。過去にGoogleやFacebookも受賞した世界で最も革新的なテクノロジーベンチャーアワード『Red Herring Asia Top 100 Winners』受賞。最近は金融機関のFinTech 推進コンサルティングやデジタルマーケティング支援なども行ない、リテール金融のIT 化を推進している。著書に『大富豪が実践しているお金の哲学』(クロスメディア・パブリッシング)がある。
1章 前進するフレームワークとしてのPDCA
2章 計画初級編:ギャップから導き出される「計画」
3章 計画応用編:仮説の精度を上げる「因数分解」
4章 実行初級編:確実にやり遂げる「行動力」
5章 実行応用編:鬼速で動くための「タイムマネジメント」
6章 検証:正しい計画と実行の上に成り立つ「振り返り」
7章 調整:検証結果を踏まえた「改善」と「伸長」
8章 チームで実践する鬼速PDCA
おわりに
付録 鬼速PDCAツール
10分間PDCA記入例

要約ダイジェスト

前進するフレームワークとしての PDCA

 PDCAサイクルはビジネスパーソンであれば誰もが知る古典的なフレームワークであり、基本だと言われているにもかかわらず、実践している人は少ない。「いまさら PDCA?」と思う方もいるだろう。しかし、これだけビジネス環境の変化が大きくなったいまの時代こそ、「PDCA力」は、会社にとっても個人にとっても、最強のスキルとなる。

 PDCAサイクルは、マネジメント手法というよりも「前進を続けるためのフレームワーク」だ。それを、

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