『2000社の赤字会社を黒字にした社長のノート』
(長谷川和廣/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 仕事や日常生活で気づいたことをノートに取っているビジネスパーソンは少なくない。2,000社以上の赤字会社の事業再生に携わった本書の著者、長谷川和廣氏もその一人だ。そのノートは「おやっ?」と思ったことを書きとめていたことから「OYATTO NOTE」と名付けられ、40年間で 200冊にもおよぶ。本書はその秘蔵のノートから、特に仕事や経営にすぐに役立つエッセンスを凝縮した一冊だ。

 その内容は、仕事術から組織論、リーダーシップやマーケティング、企業戦略まで多岐にわたる。本書では特に、「結果の出せる社員」「実力あるリーダー」になるために、新入社員から経営者まで胸にとどめておくべき内容が解説されている。例えば、著者はまず、これからの時代においては、仕事の「プロ」になることが必要だと説く。プロとは、やる気、専門能力、調整能力、人望、健康を基本とするビジネスパーソンのことだ。

 本書ではこのように、140以上のアドバイスがノート形式で読みやすく解説されている。リーマン・ショック直後、先の見えない市況のなか出版されてロングセラーとなった、数々の修羅場を経験した著者ならではのアドバイスは、厳しいながらも本質的だ。特に経営者やマネジメントの立場にいる方は、何度も読み返してしまうはずだ。

著者:長谷川 和廣(ハセガワ カズヒロ)
 1939年千葉県生まれ。中央大学経済学部を卒業後、マルチナショナル企業である十條キンバリー、ゼネラルフーズ、ジョンソン等で、マーケティング、プロダクトマネジメントを担当。その後、ケロッグジャパン、バイエルジャパン、バリラックスジャパンなどで代表取締役社長などの要職を歴任。2000年、株式会社ニコンと仏エシロールの代表取締役。50億円もの赤字を抱えていた同社を1年目で黒字へ、2年目で無借金経営に変貌させた経営手段は高く評価されている。
 これまでに2000社を超える企業の再生事業に参画し、赤字会社の大半を建て直す。そこで体得した知恵、有益な仕事術、人の動き、組織運営、生き残り術など、そのエッセンスを27歳のときから書き始めた実践的な「仕事のノート(おやっとノート)」に書き出し分析。そのノートに記載された数々のノウハウを、現在は会社力研究所代表、そして国際ビジネスコンサルタントとして、赤字に陥った多くの経営者を救済するために役立てている。
1章 プロ社員にならないと生き残れない
2章 仕事でいい結果を出す人は、この行動がちょっと違うだけ
3章 「あなたしかいない!」と思わせる
4章 一流になれる人はここが違う
5章 自分も会社も生き残る
6章 会社から大切にされる人、されない人
7章 売ることを知っている人は強い
8章 自分の得意技を持ちなさい!

要約ダイジェスト

プロ社員にならないと生き残れない

 私が部下を抜擢するときの条件は単純だ。それはその人が「プロ」なのか「アマ」なのかという点。プロ社員の見極めポイントは、基本的に ①やる気、②専門能力、③調整能力、④人望、⑤健康、の 5つである。

 5つの能力を満たし、その上で(A)自分で考え、仕事を楽しんでやる人であること、(B)苦労の経験を積んでいる人、なおかつ(C)成功体験を積み重ねる努力をしている人であること、を求める。①~⑤の能力を引き上げる過程では必ず壁にぶつかるが、

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