『仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方』
(宇都出 雅巳/著)

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  • 著者プロフィール
  • 目次
 仕事における「ミス」は、誰しも経験したことがあるはずだ。それらは単なるうっかりミスで済むこともあれば、莫大な代償を伴うミスになることもあり、決して侮れるものではない。また、日頃からちょっとしたミスが多いせいで仕事の効率が悪く、改善したいと考える人も多いのではないだろうか。

 しかし、ミスはただ意識するだけで減らせるものではないし、経験を積むことによって自動的に減るものでもない。改善のためには、われわれの脳がミスを犯しやすいメカニズムであることを正しく知っておくことが重要なのだ。

 本書ではミスのパターンを、物事を忘れる「メモリーミス」、見落としてしまう「アテンションミス」、意図が伝わっていない「コミュニケーションミス」、判断を誤る「ジャッジメントミス」に分類し、それぞれのミスのメカニズムや対策方法を提示。一読すれば、こうしたテクニックが脳の仕組み上、いかに理に適っているかがわかるはずだ。

 だが著者は、さまざまな対策を行っても、物事に絶対はないため「ミスはなくならない」と主張する。そういったときに「ミスを受け入れ、生かす」ことこそ、仕事マスターになる秘訣なのだ。ミスを減らしてレベルアップしたい方、ミスの改善策を授けたい部下がいる方などはぜひご一読いただき、仕事に生かしていただきたい。

著者:宇都出雅巳(ウツデ マサミ)
 トレスペクト教育研究所代表。1967年生まれ。東京大学経済学部卒。出版社、コンサルティング会社勤務後、ニューヨーク大学留学(MBA)。外資系銀行を経て、2002年に独立。30年にわたり、心理学や記憶術、速読を実践研究し、脳科学、認知科学の知見も積極的に取り入れた独自のコミュニケーション法・学習法を確立。企業研修やビジネスマン向けの講座・個別指導を行う。専門家サイト・オールアバウト「記憶術」ガイド。
 主な著書に『絶妙な聞き方』(PHP文庫)、『「1分スピード記憶」勉強法』(三笠書房)、『暗記が苦手な人の3ステップ 記憶勉強術』(実務教育出版)など多数。訳書に『売り込まなくても売れる! 実践編』(J.ワース著 フォレスト出版)、『コーチング・バイブル』(H.キムージーハウス他著 東洋経済新報社 共訳)がある。
はじめに
1章 メモリーミス
2章 アテンションミス
3章 コミュニケーションミス
4章 ジャッジメントミス
おわりに

要約ダイジェスト

過信されがちな脳のメカニズム

「職場で上司に怒られると焦った失敗ランキング」というアンケート調査で、1位、2位は「頼まれていた仕事をすっかり忘れていた」「電話の取り次ぎメモを書き残すのを忘れていた」という、物事を忘れるミスであった。

 その他、コミュニケーションの過程で「伝わっていない」「聞いていない」といったミスもよく起きるし、

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