『導く力 ―自分をみつめ、自ら動く』
(守屋智敬/著)

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  • 著者プロフィール
  • 目次
 組織において部下を持つ立場になると、自分のリーダーシップや「導く力」について考えざるをえない機会が多くなる。ここで「導く」というと、他人を導くことがすぐに想定されるが、そうしたテクニックを求める思いで本書を読み始めると、すぐにその認識を改める必要があることに気付かされる。

 なぜなら、まず第一に「自分を導く」ことができなければ他人を導くことはできないからだ。本書では、これまで 2万人以上のリーダー育成に携わってきた著者が、「自分」を導くことからはじめ「他者」「組織」「社会」、そして「家族」を導くための考え方を教えている。

「大切なものを大切にすることが、自分の人生を導くことになる」「他者を導くのに権力はいらない」「他者は、あなたが信頼できる人かどうかを見ている」など、語り口は平易だが、読者への「問いかけ」から始まるそれぞれの内容は重く、読者はそれぞれの人生の意味や仕事の意義、使命などを深く考えさせられるはずだ。

 著者がこうした内容を人に伝えるようになったのは、東日本大震災の被災者との交流を通して、生きる目的を深く自省させられるようになったからだという。組織を率いたり、リーダーを目指すビジネスパーソンはもちろん、現在仕事やプライベートなどで迷いがある方にも大きな気付きを与えてくれる一冊である。

著者:守屋 智敬(モリヤ トモタカ)
 (株)モリヤコンサルティング代表取締役。リーダーシップコンサルタント。いわて復興ツーリズム推進協議会メンバー。神戸大学大学院修士課程修了後、都市計画事務所入所。99年、人材系コンサルティング会社の立ち上げ期に参画、チーフコンサルタントとして2万人以上のリーダー育成に携わる。2015年、(株)モリヤコンサルティング設立。共感型リーダーの育成研修、経営者や管理職向けリーダーシッププログラムを提供。被災地をめぐり、出会いに学ぶツアーも主宰。著書に、『シンプルだけれど重要なリーダーの仕事』(かんき出版)がある。
プロローグ 導く力―大切なものを大切にする力
1章 自分を導く
2章 他者を導く
3章 組織を導く
4章 社会を導く
5章 家族を導く
エピローグ 信じる勇気を持つ

要約ダイジェスト

自分を導く

大切なものを大切にする力

これまで、心理学やリーダーシップ論をベースとした、内面から行動を変える研修をとおして、2万人以上のリーダー育成に携わってきた。また現在、被災地東北をめぐり、出会いに学ぶ「いのちてんでんこツアー」を主宰している。岩手県沿岸部の被災地に参加者をお連れし、現地の方々と出会い、

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