『自分の時間 —1日24時間でどう生きるか』
(アーノルド・ベネット/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 時間管理について説かれた本は多いが、世界がインターネットにより24時間つながり、人間の労働を代替する AIの台頭が叫ばれる現在、人は時間の使い方を本質的に再考する必要性が高まっている。そうした時代に役立つのが古典だ。温故知新の諺を引くまでもなく、時代を超えて読み継がれる名著には、普遍的なメッセージが込められている。

 本書は、20世紀初頭の英国で発表されるや大いに愛読され、その後、100年以上も世界で読み継がれている時間術の古典的名著である。1日は誰にとっても 24時間しかないという、当たり前だが忘れてしまいがちな事実に着目し、その24時間、特に通常の仕事以外の時間をいかに活用して人生を充実させるかについて多くのヒントを示している。

 一読すれば、通勤時間の過ごし方や、1週間をどのように使うか、内省の重要性、読書法など、その内容が現代のビジネスパーソンにもそのまま通用することに驚かされるだろう。著者のアーノルド・ベネットは田舎町から身を立て、後にイギリスが生んだ「20世紀最大の小説家」と称せられた人物。

 高等教育を受けていないながらも向上心で自分の道を切り開いた著者が、幸福や成功、勤勉さや自助独立精神の重要性といった人生の知恵まで説いているのも本書の魅力となっている。一晩で読めるが、一生味わうことのできる珠玉の小編として、時間の使い方を求める方だけでなく、充実した人生を求める全ての方にご一読いただきたい。

著者:アーノルド・ベネット(Arnold Bennett)
 イギリスを代表する作家。日常生活の質を高めるための具体的なヒントを教えてくれる本書『自分の時間』は、彼の著作の中で最もよく愛読され、世界中の一流人が刺激を受けたとされるベストセラー。代表作に、20世紀英国小説の最高傑作といわれる『二人の女の物語』(岩波書店)がある。また自己修養、知的鍛錬の方法をまとめた啓発書として、本書のほかに『自分を再考に生きる』(三笠書房《知的生きかた文庫》)がある。

翻訳・解説:渡部 昇一(ワタベ ショウイチ)
 上智大学名誉教授。英語学者。深い学識と鋭い評論で知られる。著書に『自分の品格』(三笠書房《知的生きかた文庫》)『人生を創る言葉』(致知出版社)『ローマ人の知恵』(集英社インターナショナル)など。また訳書として本書をはじめアーノルド・ベネットの著作に加え、『歴史の終わり』(フランシス・フクヤマ、三笠書房)、ウェイン・W・ダイアーの著作による『「頭のいい人」はシンプルに生きる』『自分のための人生』(以上三笠書房)『準備が整った人に、奇跡はやってくる』(三笠書房《王様文庫》)『人間 ―この未知なるもの』(三笠書房《知的生きかた文庫》)など多数。

訳者序文
第1章 この考え方が1日1日に奇跡をもたらす
第2章 もっと知的好奇心に満ちた生活をつくろう!
第3章 1日24時間の枠を最大限に生かすには?
第4章 自分の精神・肉体を養うための「内なる1日」
第5章 週3回の夜90分が、あなたの心を豊かにする
第6章 「情熱と活気に満ちた1週間」をつくる秘訣
第7章 思考を集中するひとときをもつ
第8章 「内省的な気分」を大切にする
第9章 「知的エネルギー」はどうやって生まれてくるのか
第10章 「原因と結果の法則」を頭に入れる
第11章 読書好きなあなたへ ―人生に大きな「利息」を生むアドバイス
第12章 財布にはまっさらな24時間がぎっしりと詰まっている
訳者解説

要約ダイジェスト

人生のすべては、時間の利用の仕方次第で決まる

 古来より「時は金なり」などと言われているが、実際には時は金よりもはるかに貴重なものだ。時間が存在してはじめてあらゆることが可能になるし、時間がなければ何ものも生まれない。「時間が与えられている」ということは、実のところ毎日奇跡が起こっているようなものなのだ。

 朝、目覚めると、

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