- 本書の概要
- 著者プロフィール
身近で手軽な運動としてビジネスパーソンにも人気の「ランニング」。ダイエットや体力維持など、走る理由はさまざまだが、実はランニングの効果はそれだけではない。走ることで鍛えられるのは肉体だけではなく、「脳」であることが、近年の様々な研究から明らかになってきているのだ。
走ることで、記憶力や思考力、集中力などを司る「海馬」や「前頭葉」といった部分が活性化され、脳機能は高まる。つまり、走ることは仕事の成果に直結し、ランニングはビジネスパーソンにとって最強のビジネスツールといえるのだ。これは逆に言えば、現代の便利な生活では、脳はどんどん退化していってしまうことをも意味している。
そこで本書では、リハビリテーション科学の専門家である著者が、ランニングが脳に与える効果を最新の脳科学研究をもとに解説し、脳を効果的に鍛える走り方の基本や、走る時間帯やペースなどの賢い走り方を明らかにする。さらには、ストレッチの仕方、習慣化のコツ、すき間時間で脳を鍛える方法まで解説した実践のための一冊だ。
最近ストレスに悩んでいるという方や、走りたいがなかなか始められない、三日坊主になってしまうという方、漫然とランニングを続けてしまっている方などはぜひご一読いただきたい。走ることで得られる数多くのメリットに驚かされ、生涯役立つ有益なランニング習慣を身に付けることができるはずだ。
著者:重森 健太(シゲモリ ケンタ)
関西福祉科学大学教授、博士(リハビリテーション科学)。1977年生まれ。理学療法士。聖隷クリストファー大学大学院博士課程修了。ヒトの運動機能を多方面から分析する研究、および脳科学の視点から認知症者の評価及びアプローチに関する研究に取り組む。聖隷クリストファー大学助教などを経て、2011年4月から現職。2014年関西福祉大学学長補佐、2015年同大学地域連携センター長を兼任。
また、日本早期認知症学会代議員、NPO法人ハタラク支援協会理事長、NPO法人播磨認知症サポート顧問、重森脳トレーニング研究所所長などの役職でも活動している。主な活動として、エクササイズを用いた脳トレーニングの啓発活動や認知症の介護家族を対象とした「つどい場」、脳トレーニングアプリケーションソフトウェアの開発、社会復帰のためのハタラク支援活動などを展開している。前頭葉、海馬、頭頂葉に特化したエクササイズが人気。
関西福祉科学大学教授、博士(リハビリテーション科学)。1977年生まれ。理学療法士。聖隷クリストファー大学大学院博士課程修了。ヒトの運動機能を多方面から分析する研究、および脳科学の視点から認知症者の評価及びアプローチに関する研究に取り組む。聖隷クリストファー大学助教などを経て、2011年4月から現職。2014年関西福祉大学学長補佐、2015年同大学地域連携センター長を兼任。
また、日本早期認知症学会代議員、NPO法人ハタラク支援協会理事長、NPO法人播磨認知症サポート顧問、重森脳トレーニング研究所所長などの役職でも活動している。主な活動として、エクササイズを用いた脳トレーニングの啓発活動や認知症の介護家族を対象とした「つどい場」、脳トレーニングアプリケーションソフトウェアの開発、社会復帰のためのハタラク支援活動などを展開している。前頭葉、海馬、頭頂葉に特化したエクササイズが人気。
Prologue 最強の脳は走ってつくる
章1章 走ると頭が冴える理由
第2章 賢い走り方 脳を強くする黄金メソッド
第3章 損する走り方、得する走り方
第4章 ランニングで病気知らずの体になる
第5章 まずは一歩を踏み出そう
章1章 走ると頭が冴える理由
第2章 賢い走り方 脳を強くする黄金メソッド
第3章 損する走り方、得する走り方
第4章 ランニングで病気知らずの体になる
第5章 まずは一歩を踏み出そう
要約ダイジェスト
普通の生活は脳を退化させる
「通勤は電車か車」「会社ではデスクワーク中心で長時間同じ姿勢で座っている」「早く家に帰れても、テレビやネットサーフィンでだらだら過ごす」…もし、こんな「動かない毎日」を送っているとしたら、あなたの脳は徐々に退化しはじめている。
体は脳のスイッチのようなもので、動かない毎日を送っていると、
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