『資金繰りは4色通帳にまかせなさい』
(亀田潤一郎/著)

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  • 著者プロフィール
  • 目次
 ITやインターネット環境は進歩し、経営環境に変化をもたらす一方で、経営者の資金繰りに対する不安は増している。その不安を増大させているのが、お金のヴァーチャル化だ。主流になりつつあるネットバンキングでは、モニター上の数字をただ眺めているだけで、預金通帳のようにお金をコントロールしている手応えはない。

 そこで本書では、『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?』のベストセラーも知られる税理士の亀田潤一郎氏が、資金繰り改善のための独自の「4色通帳」の仕組みを紹介し、導入への具体的なステップを示している。「4色通帳」とは、入金・支払・納税・投資の4つにお金を色分けし、4つの預金通帳でお金の流れを見える化するものだ。

 4色通帳の導入ステップを一つずつクリアしていくことで、資金繰りの見える化・検証・改善が可能になる。しかも、この仕組みは会計知識ゼロでも理解でき、キャッシュフロー経営の原点ともなる優れた仕組みである。さらに本書では、銀行の選び方や付き合い方など、企業の中長期的な経営改善に役立つ内容も豊富に含まれている。

 本書執筆の背景には、中小企業の経営者(後に倒産)だった著者の父親の影響があるという。著者は「当時この本で提案する知恵があれば、父は倒産しなくても済んだのではないか?」という思いを胸に書きあげた。本書はそんな資金繰りや経営改善に悩む「中小企業経営者」や、今後の起業や独立を考える方にとって最適の一冊となるはずだ。

著者:亀田 潤一郎(カメダ ジュンイチロウ)
 資金繰り改善コンサルタント/税理士。顧問先のお金を守ることを使命にし、数字に苦手意識を持つ経営者向けに預金通帳のみで資金繰りを良くする「4色通帳」(旧「1・3」フォーメーション)を開発、指導。導入後 3カ月以内に実施するアンケートでは、90%超の顧問先から「導入前に比べて大幅に資金繰りが改善している」との回答を得ている。その甲斐ありこの仕組みを導入した関与先での倒産件数はゼロである。
 学生時代、中小企業の経営者だった父の会社が倒産。不況時は数字に弱い社長ほど被害を受けることを目の当たりにし、父の悲劇を繰り返さないためにも、社長のお金を守るため日々奔走している。著書に 26万部突破の「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?」や「稼ぐ人はなぜ、1円玉を大事にするのか?」(ともにサンマーク出版)があり、著書累計30万部を突破。
第1章 稼ぐ社長だけが知っている「もっとも優秀な資金繰りツール」とは?―お金をコントロールするのは難しくない!
第2章 究極の資金繰り術「4色通帳」―忙しい社長向け・シンプルな導入編
第3章 「4色通帳」を極めれば会社は黒字体質に変わる! ―銀行選びから付き合い方、好かれ方、融資まで
第4章 資金繰りが変われば経営が変わる―「会社のお金をコントロールする」の本質とは

要約ダイジェスト

お金をコントロールするのは難しくない

 金融庁が行う「中小企業の資金繰りについてのアンケート」によると、社長たちは「資金繰り」で悩んでいる。資金繰り悪化の要因は、業界問わずトップが「販売不振、在庫の長期化など、営業要因」、次に「金融機関の融資態度や返済条件など」だ。

 会社はサービスや商品を世の中に提供し、

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