『EQ 「感じる力」の磨き方』
(高山直/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 現在エール大学学長を務めるピーター・サロベイ博士とニューハンプシャー大学教授のジョン・メイヤー博士によって提唱された EQ(Emotional Intelligence:感情能力)理論をご存じの方も多いだろう。「ビジネスの成功は 20%の IQと80%の EQである」という調査結果が経済界に注目され、1990年代に「こころの知能指数」として日本にも広まった。

 IQが考える能力、EQは人(自分と相手)の気持ちをわかる能力とも説明され、社会生活にも必要不可欠のものとして、現在ではビジネス分野はもちろん、メンタルヘルスから教育分野まで導入が進んでいる。著者が EQ理論提唱者たちと初めて会ったとき聞かれた質問は、「How do you feel now?(今の気持ちは?)」であったという。

 これは、感情マネジメントの根本が、まず自らの感情(気持ち)を感じることにあるということだ。EQ理論は変わりにくい性格ではなく、変えやすい感情を変えるアプローチなのだ。本書では、そうした感情マネジメントの手法とその鍛え方をわかりやすく解説、一読すれば個人のネガティブ感情への対処からビジネス、家庭まで応用が可能だ。

 著者は EQ理論をもとに企業の人材育成・コンサルティングを行う会社を立ち上げ、1,000社を超える企業や組織、教育現場へのEQ導入に尽力。今でも年間 100回に及ぶ講演や研修を行う人物。上司・部下との関係構築に悩んでいる方、自分自身や組織をモチベートしたい方などはぜひご一読いただきたい。多くの実践的なヒントがあるはずだ。

著者:髙山 直(タカヤマ ナオ)
 株式会社 EQ取締役会長兼EQエグゼクティブ・マスター。1957年広島県生まれ。1990年にアメリカで提唱された EQ理論をもとに、個人のやる気や情熱、「志」などの潜在的な能力や可能性が学歴に関係なく、公平、公正に判断される社会の創造をめざして、1997年に株式会社イー・キュー・ジャパンを設立。日本初のEQ事業をスタートさせる。
 EQ理論提唱者のエール大学のピーター・サロベイ博士(現・学長)、ニューハンプシャー大学のジョン・メイヤー博士との共同研究で、EQ理論に基づいた「個人の自立と成長を支援する」プログラムを開発。著書に『EQ こころの鍛え方』『EQ こころの距離の近づけ方』(東洋経済新報社)『EQ入門』(日経文庫)『EQ 相手のこころに届く言葉』(日本実業出版社)など。
第1章 「感じる力」とは何か?
第2章 EQの考え方
第3章 「感じる力」を磨くトレーニング
第4章 「感情マネジメント力」の考え方
第5章 「感情マネジメント力」を開発する
第6章 EQ開発で疲れないために
第7章 嫌いな相手でも、2時間だけ好きになる方法
付録 髙山直のEQ日めくりカレンダー

要約ダイジェスト

「感じる力」とは何か?

今の気持ちを感じていますか?

 EQ理論の定義は、「感情が私たちの行動に重大な影響を与える。感情をうまく管理し、利用することは知能である」というものだ。この理論と出会い、実践することから、思い知らされたのは、感じないと EQも発揮できない、使えないということだ。

 いくら EQを学んでも、実践しても、組織も人も全く変わるこができない、

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