『大前研一ビジネスジャーナル No.10』
(M&Aの成功条件/位置情報3.0時代のビジネスモデル)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 本書は大前研一氏が、ビジネスのグローバルトレンドや旬のビジネスモデルを経営者層向けに語る『大前研一ビジネスジャーナル』シリーズの最新号だ。本号では、近年注目を集める「M&Aの成功条件」と「位置情報 3.0時代のビジネスモデル」を深掘りする。

 昨今大型の M&Aが経済ニュースを騒がせ、中小企業の M&Aも増えてきていることをご存じの方も多いだろう。では、その背景には何があり、M&Aの成功と失敗を分けるものは何か。大前氏は、自前での成長以外にも目を向けなければ、中小企業を含む日本企業の今後は厳しいと断言する。そのために、経営者は様々な備えが必要なのだ。

 また、スマートフォンやセンサーテクノロジーの発達により、「位置情報ビジネス」がにわかに活況を呈している。その市場規模は、2020年に約 62兆円とも予測され、巨大なビジネスチャンスが見込まれているのだ。大前氏はこれを「位置情報 3.0時代」と位置づけ、その技術的背景から位置情報サービスへの新規参入のヒントまで語りつくす。

 本書では、「M&A」と「位置情報ビジネス」をテーマとした大前氏のインタビューも収録され、どちらのテーマに対しても最新の事例はもちろん、大前氏の洞察が加わり、キーワード解説にとどまらない内容となっている。経営を志すビジネスパーソンや新規事業のヒントを探す読者は、多くの気づきがあるはずだ。ぜひご一読いただきたい。

著者:大前研一(オオマエ ケンイチ)
 株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長/ビジネス・ブレークスルー大学学長。1943年福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号、マサチューセツ工科大学(MIT)大学院原子力工学科で博士号を取得。日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年に経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社後、本社ディレクター、日本支社長、常務会メンバー、アジア太平洋地区会長を歴任し、1994年に退社。以後も世界の大企業、国家レベルのアドバイザーとして活躍するかたわら、グローバルな視点と大胆な発想による活発な提言を続けている。
 現在、株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長及びビジネス・ブレークスルー大学大学院学長(2005年4月に本邦初の遠隔教育法によるMBAプログラムとして開講)。2010年4月にはビジネス・ブレークスルー大学が開校、学長に就任。リーダー人材の育成に力を注ぐ。
Interview:M&Aに近道なし。事例に学びノウハウを蓄積せよ。
Seminar1:M&Aの成功条件
Chapter1 “他力本願”で成長せよ~活路はM&Aに見出せ~
Chapter2 グローバル企業が強くなったワケ~世界に学ぶM&A活用法~
Chapter3 経営史に残る英断、結末が怖い迷戦略~日本のM&A最新事情~
Chapter4 「絶対に真似をしてはいけない企業」が教えてくれること

Interview:位置情報 3.0テクノロジーの”俯瞰によって見えてくるもの
Seminar2:位置情報 3.0時代のビジネスモデル
Chapter1 位置情報とは?今なぜ位置情報ビジネスなのか
Chapter2 進化する位置情報技術
Chapter3 事業革命~位置情報で変化する現場~①効率化
Chapter4 事業革命~位置情報で変化する現場~②サービスの進化形
Chapter5 位置情報ビジネスのチャンスを逃さないために

要約ダイジェスト

M&Aの成功条件

加速する史上最大級の M&Aブーム

 14兆円、10兆円、9兆円…、これは 2015年に世界で行われた M&Aの金額だ。巨額の M&Aがこれほど増えている理由の1つは、交通や金融、通信が発達して経済に国境がなくなり、企業は国内だけでなく、世界で戦えなければ生き残れなくなったからだ。

 もう1つの理由は、もう自社の力だけで成長する「オーガニック・グロース」には、

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