『ほとんどの社員が17時に帰る10年連続右肩上がりの会社』
(岩崎裕美子/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
「残業・長時間労働を減らしたいが業績が悪化しないだろうか…」「社員やメンバーに権限を委譲したいが不安が残る…」といった悩みを抱える経営者や管理職層は多い。そんななか、創業10年の化粧品会社、株式会社ランクアップでは、社長も含めほとんどの社員が17時に退社し、なおかつ10年連続で右肩上がりに売上を伸ばし続けているという。

 しかも、著者であり社長の岩崎氏は、離職率100%、事実上定時は終電という超ブラック企業の元取締役であった。本書は、「残業しない社員はいらない」とまで思っていた著者が、長時間労働なく成長する会社をつくるまでの苦労とその秘訣を描いた一冊だ。

本書では「残業をなくすだけでは良い会社にならなかった」という手痛い失敗を踏まえ、差別化された製品やアウトソーシングの活用、価値観の浸透など、実践的で説得力ある施策が多数解説解説されている。加えて、「女性活用」という観点でも示唆が多く、経営陣や人事担当者はもちろん、時短や業務効率化を目指す方に大いに参考になるだろう。

 著者はJTB、ベンチャーの広告代理店を経て、株式会社ランクアップを起業。同社は長時間労働のない経営で、社員数43名売上高約75億円にまで成長、2013年には通信販売業界では初めて、東京都の東京ワークライフバランス認定企業の育児・介護休業制度充実部門に選ばれている。

著者:岩崎裕美子(イワサキ ユミコ)
 株式会社ランクアップ 代表取締役。1968年2月8日北海道生まれ。藤女子短期大学卒業後JTBに入社し海外旅行課に配属。その後、ベンチャーの広告代理店に転職し、新規開拓営業としてトップの成績を上げ、1999 年から取締役営業本部長として20人の営業をまとめ7年で売上20億円まで成長させる。
 しかし、長時間労働のワークスタイルだったため、止まらない社員の離職に悩む。その経験から長時間労働のない経営を目指し、株式会社ランクアップを設立。オリジナルブランド「マナラ化粧品」を開発販売する。ヒット製品である「ホットクレンジングゲル」は累計販売数500万本を超え、多くの女性に支持され、現在、社員数43名で75億円を売り上げる。高い生産性が「残業しないで10年連続、売上を上げ続ける会社」として新聞、テレビなど多くのメディアから注目され、取材が殺到している。2013年には東京都の東京ワークライフバランス認定企業の育児・介護休業制度充実部門に選ばれる(通信販売業界では初)。
HP:https://www.manara.jp/
第1章 「離職率100%、定時は終電」のブラック企業を私が辞めるまで
第2章 残業をゼロにした3つのこだわりと7つの働き方革命
第3章 定時に帰れるだけじゃ社員は幸せになれない
第4章 社員の本音から見えた「いい会社」の条件
第5章 「女性活用」の裏側
巻末付録 私たちの会社に寄せられるよくある質問

要約ダイジェスト

残業をゼロにした3つのこだわり

 私は2005年に前職の広告代理店を退職し、取締役の日高と二人で、株式会社ランクアップという化粧品会社を設立した。日高は以前一緒に働いた部下で、日高と私は毎日深夜まで働いていた。そんな生活に限界を感じていたので、新しい会社では「深夜まで残業したくないし、社員にもさせたくない!」と思っていた。

 新会社ではその夢が叶った。会社の定時は9時~18時で、創業当時はだいたい19時~20時までには退社していた。元超ブラック企業の取締役だった私が、どうして残業も長時間労働もしないで売上を上げる会社をつくれたのか。それは私たちの3つのこだわりにある。

 そのこだわりの1つが、「圧倒的に差別化した製品開発力」だ。自分が本当に欲しいものをつくれば、

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