『ボールド 突き抜ける力』
(ピーター・H・ディアマンディスほか/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 「BOLD」とは「勇猛」や「大胆不敵」を意味し、本書はそんな馬鹿げたほど大きく「突き抜けた思考」を手にするための一冊だ。著者は「10億人の課題を解決する」ことが、イーロン・マスク(PayPal、テスラ・モーターズ)やジェフ・ベゾス(Amazon)、ラリー・ペイジ(Google)などの偉大な起業家に続くための方法だと説く。

 そして、「テクノロジー」「マインドセット」「クラウドの力」の3つを活用して世界を変え、超ド級の成長と富を目指す具体的な手法が解説されている。現代は、テクノロジーが「エクスポネンシャル(指数関数的)」に成長し、情熱と意志があれば、誰でも短期間で本当に「世界を変える」ことができる時代なのである。

 日本人はなまじ知識があるために、大胆な発想や「BOLD」な野心をなかなか持てない。その意味で本書は、今まさに全てのビジネスパーソンに必要な内容である。今後10年でネット人口は50億人(現在の2倍以上)になり、「突き抜けた思考」を持つ人間にとって最大のチャンス(動きが遅い大企業にとっては最大の脅威)が訪れているからだ。

 著者の一人、ピーター・H・ディアマンディス氏は、複数の宇宙・ハイテク関連企業を複数立ち上げ、民間宇宙開発のコンテストを行う「Xプライズ財団」を主宰。起業家教育機関「シンギュラリティ大学」設立者の一人でもあり、フォーチュン誌の「世界の偉大なリーダー50人」(2014)にも選出された、筋金入りの起業家。

著者:ピーター・H・ディアマンディス(Peter H.Diamandis)
 Xプライズ財団のCEO。15を超える宇宙・ハイテク関連の会社を創立した起業家。グーグル、3-Dシステムズ、NASAの後援を得て、シリコンバレーにシンギュラリティー大学を創立し、エグゼクティブ・チェアマンに就任。ハインライン賞、アーサー・C・クラーク賞、ニール・アームストロング賞などを受賞。マサチューセッツ工科大学で分子生物学と航空工学の学位を、ハーバードメディカルスクールで医学の学位を取得。
 ホーキング博士の無重力体験をアシストしたことでも知られている。2014年フォーチュン誌の「世界の偉大なリーダー50人」に選出される。

スティーヴン・コトラー(Steven Kotler)
 ニューヨーク・タイムズ、ワイアード、GQ、ポピュラー・サイエンティストに寄稿するジャーナリスト、ライターにして起業家。フロー・ゲノム・プロジェクトの共同創設者兼研究責任者。

序章 エクスポネンシャル起業家の誕生
第Ⅰ部 突き抜けるテクノロジー
 1章 さらばリニア思考
 2章 エクスポネンシャル・テクノロジー
 3章 世界を変える五つの選択肢
第Ⅱ部 突き抜けるマインドセット
 4章 高みを目指す
 5章 突き抜ける秘訣
 6章 大富豪の知恵―スケールの大きな発想法
第Ⅲ部 突き抜けるクラウドの力
 7章 クラウドソーシング
 8章 クラウドファンディング
 9章 コミュニティーをつくる
 10章 賞金付きコンテスト
解説 袴田武史(Xプライズに挑戦する起業家)

要約ダイジェスト

エクスポネンシャル起業家の誕生

 「エクスポネンシャル・テクノロジー」とは指数関数的な成長曲線を描くすべての技術を指す。すなわち一定期間ごと(半年ごと、1年ごとなど)に性能が倍増していく技術であり、その最たる例がコンピューティング技術である。

 モンゴルのどこかで現在使われているスマートフォンは、

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