『3年後、転職する人、起業する人、会社に残る人』
(佐藤文男/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 どの業界にいても、30代に差し掛かる頃には、周囲に転職者が増え、自身も既に転職を経験したという方も多くなってくる。そして近年では、転職のみならず「起業」という決断も身近になってきた。つまり現在のビジネスパーソンは、キャリアを考えるにあたり「転職」「起業」「勤務している会社に残る」という3つの選択肢があり得るのだ。

 また、平均寿命が延び、定年退職年齢の引き上げも叫ばれるなか、キャリアを60代ではなく70代、さらには「生涯現役」と設定して、長いスパンで3つの選択肢を行き来することも当たり前となるかもしれない。そうしたときに「転職」「起業」「会社に残る」それぞれのキャリアパスやメリット・デメリットを知っておくことは欠かせない。

 本書は、著者および複数の実例ケースを通じて、そうした3つの選択肢それぞれで必要な考え方や準備、スキルやマインドを明らかにした一冊である。著者自身も、商社から外資系証券などへの転職を経て人材紹介会社を起業、3,000人以上のビジネスパーソンのキャリア形成に関わったプロフェッショナルであり、実感値の込もった内容となっている。

 転職を考える人も、会社に残る場合を検討する必要があり、会社に残る人にも起業家的思考が必要とされる時代である。直近で転職や起業を考える方はもちろん、いまは転職・起業を視野に入れていない方こそご一読をお薦めしたい。選択肢について知り、自身のキャリアを客観的に見直すことが、キャリアにより深みを与えてくれるはずだ。

著者:佐藤 文男(サトウ フミオ)
 1960年東京生まれ。1984年 一橋大学法学部卒業後、日商岩井株式会社(総合商社/現・双日株式会社)、ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社(外資系証券/現・シティグループ証券株式会社)、株式会社ブリヂストン(メーカー)等、異業種において人事(採用)業務及び営業(マーケティング)を中心にキャリアを積み、1997年より人材紹介(スカウト)ビジネスの世界に入る。
 2003年に佐藤人材・サーチ株式会社を設立。2013年3月に佐藤人材・サーチ株式会社第10期を終了と同時に2013年4月より海外のシンガポールに拠点を移し人材紹介ビジネスの研鑽を積む。2014年にシンガポールから帰国。著書は共著も含めて16冊。近著に『35歳から出世する人、しない人』『なぜあなたは、間違った人を採ってしまったのか?』(クロスメディア・パブリッシング刊)などがある。
プロローグ 33歳、山下さんの悩み
第1章 人生の戦略を立てる
第2章 スキルの再チェック
第3章 専門性を持っているか
第4章 すべては人間関係
第5章 教養を身につける
第6章 プロフェッショナルになる
第7章 パターン別キャリア選択の注意点

要約ダイジェスト

転職する人の人生戦略

転職で自分がどういうステージに上がるか

 「転職することにより階段を昇っていく」——こうしたプラスの意味がないと転職は成功しない。より専門性を高めるか、マネジメントに近づくか、目標を持ちながら転職するステップを考えてほしい。30代で転職しようとする人にとって重要なのは「その転職によってある程度、人生戦略の方向性が決まってくる」ということだ。

 転職の際に重要なポイントは4つある。最も重要なのが「職種」で、

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