『決定版 インダストリー4.0―第4次産業革命の全貌』
(尾木蔵人/著)

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 近年、IoT(Internet of Things:モノのインターネット化)という概念が注目を浴び、ものづくりの世界にも大きな影響を与えている。生産機器と製品、さらには工場同士も繋がることで、ニーズに無駄なく応え、自動化された「スマート工場」を実現する——これがドイツが推進する「インダストリー4.0(第4次産業革命)」だ。

 これを実現するのがセンサーや人口知能などのIoTテクノロジーであり、この点が単なる工場の自動化(オートメーション)と大きく異なる。こうした次世代の製造業のグローバルプラットフォーム争いに、シーメンス、SAP、ボッシュ、GE、グーグルなど欧米の巨大メーカーやIT企業群が参戦し、中国やインドなども虎視眈々と動いているのだ。

 もちろん日本のメーカーも対応を迫られている。また、調達から販売まで全てのバリューチェーンに関わるため、あらゆる企業が無視できないトレンドだといえるだろう。これをチャンスとするか後手に回るか、いずれにしても現在の潮流の全体像を正しく見極めることが、その第一歩となる。そのために是非本書を一読頂きたい。

 本書では「インダストリー4.0」の背景から未来、そして各国の狙いまで門外漢にもわかりやすく正確に記し、さらには、中小企業を含む日本の製造業がとるべき道が示されている。著者は三菱UFJリサーチ&コンサルティング 国際営業部副部長を務め、この分野の第一人者としてテレビ、新聞などでも活躍する人物。

著者:尾木 蔵人(オギ クランド)
 三菱UFJリサーチ&コンサルティング国際営業部副部長。ドイツ連邦共和国ザクセン州経済振興公社日本代表部代表。1960年島根県生まれ。東京外国語大学ドイツ語学科卒業後、85年東京銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行。
 ドイツ、オーストリア、ポーランド、UAE、英国に合わせて14年駐在。日系企業の海外進出支援に取り組み2005年ポーランド日本経済委員会より表彰。日本輸出入銀行(現・国際協力銀行)出向。アジア諸国向けIMF、世界銀行、アジア開発銀行協調融資等担当。2014年より現職。
第1章 7つのポイントですぐわかる! 「インダストリー4.0」とは何か?
第2章 「インダストリー4.0」の衝撃
第3章 「インダストリー4・0」で暮らしはどう変わるのか?
第4章 「インダストリアル・インターネット」の衝撃
第5章 アジアの動向
第6章 日本の「ものづくり」が進むべき道

要約ダイジェスト

世界で広がる『インダストリー4.0』の大潮流

 今、世界各国で「インダストリー4.0」が注目されている。インダストリー4.0とは、”第4の産業革命”のこと。ネットワークで情報をつなげ、コンピュータ、人工知能を活用して、生産や流通などの自動化を最適化する試みだ。

 この背景には、

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