『ビジネスは30秒で話せ!』
(ケビン・キャロル、ボブ・エリオット/著)

  • 本書の概要
  • 著者プロフィール
  • 目次
 コミュニケーションや「伝える」ことの難しさは、誰しも実感したことがあるのではないだろうか。特にビジネスでは、自分の考えをわかりやすく論理的、しかも興味深く話して、聞き手を動かさなければならない。

 天性の才能でもない限り、伝える力を一定のレベルまで引き上げる最も有効な手段は、スポーツなどと同様「型」を覚えること、そして実践経験を積むことだ。そこで本書では、考えをまとめ、メッセージを整理して伝えるためのプレゼンの型「ダイヤモンド・モデル」が解説される。

 これは、伝えるべき内容を「始め・中・終わり」の論理構成のもと、興味喚起、メイントピック、サブトピック、結論、アクションプランに分ける話法で、IBM、GE、ウォルマートなどのグローバル企業のコミュニケーション指導を務めた著者らが考案したものだ。表にまとめるとシンプルなダイヤモンド形になる所から、このように名付けられたという。

 この型はプレゼンのみならず、「伝える」ための原理原則ともいえるものだ。一読すれば、ダイアモンド・モデル自体も覚えやすく、非常に実践しやすいことが理解できるだろう。それゆえ、ビジネスプレゼンや商談はもちろん、報告や相談からメールまで、「伝える」場面全般に応用できる有用な一冊となっている。

著者:ケビン・キャロル
広告業界で17年間キャリアを積んだ後、1996年にスピーチコンサルティング及びトレーニング会社を設立。IBM、メリルリンチ、ユニリーバ、シスコシステムズ等を顧客に持つ。フォーダム大学MBA取得。米国NSA (National Speakers Association) コネチカット支部の支部長を務めた経験も有り。

著者:ボブ・エリオット
ファイザー、シグナ、ウェスティングハウス等の大企業でキャリアをスタートするが、企業の姿を外から見ることに興味を持ち、1982年にコミュニケーション・コンサルタントに転身する。GE、マスターカード、ウォルマート等、米国のトップ企業を顧客に持つ。シンディ・クロフォード、ジミー・コナーズを指導した経験もある。

翻訳:高松 綾子
大阪府出身。神戸松蔭女子学院短大卒。サンフランシスコ大学院卒。新聞社勤務を経て1993年に渡米後、日米のさまざまな企業で国際業務に携わる。2001年より北カリフォルニア在住。夫と息子の3人家族。訳書に『でこぼこした発達の子どもたち ─発達障害・感覚統合障害を理解し、長所を伸ばすサポートの方法─』(すばる舎)がある。

第1章 準備
第2章 内容
第3章 話し方
第4章 質問者への対応
第5章 まとめ

要約ダイジェスト

シンプル・イズ・ザ・ベスト

 みなさんは、朝から晩までいろいろな人と話をするはずだ。しかし、相手がこんなふうに思っているとしたらどうだろう。「彼、何の話をしてたんだ?」「彼女、何が言いたかったの?」「で、一体何をしなきゃいけないわけ?」。

 私たちの周りはメッセージであふれている。一般的なアメリカ人が一日のうち、どれほどの広告にふれるかご存じだろうか。数百の差はあれ、およそ2,500にも上るそうだ。私たちの脳がメッセージ攻撃に遭っているのは明らかである。

 そして残念だが、みなさんはこのコミュニケーション不協和音の中で、

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